京都の代表的な観光地・嵯峨嵐山地域の竹林で、約100本の竹が刃物のようなもので彫られ、アルファベットやハングルなどの落書きが残されていることが17日、分かった。竹林を所有する京都市は注意を促す貼り紙を掲示しており、京都府警に被害届を出すことも検討している。

 竹林は、同市右京区の天龍寺の北側にある市所有の約3800平方メートル。この中の「竹林の散策路」と呼ばれる一帯が被害に遭った。

 市は平成27年、嵐山などで観光人力車を運営する法人に管理を委託。竹林に散策路を整備するなどして日中の一般開放を始めた。

 市によると、開放当初から落書きは散見されてはいたが、今年2月ごろから徐々に増え、4月に急増。中国語で「ここに来たよ」などの内容もあるという。

http://www.sankei.com/smp/west/news/180517/wst1805170102-s1.html