http://www.sankei.com/smp/west/news/180218/wst1802180046-s1.html

 大阪府羽曳野市の路上で17日夜、男性が背中を刺され死亡した事件で、男性が救急搬送される直前、「こら、待て」という男の叫び声を現場付近の住民が聞いていたことが18日、大阪府警への取材で分かった。

 府警は男性が何者かに呼び止められ、事件に巻き込まれた可能性もあると判断。同日、殺人容疑で羽曳野署に捜査本部を設置した。

 捜査本部によると、男性は発見時、うつぶせの状態で倒れ、所持していた運転免許証の名義から同府東大阪市の64歳とみられる。現金数万円が入った財布や携帯電話は残されたままだった。

 男性は17日午後9時半ごろ、それまで一緒に食事をしていた知人を車で羽曳野市内の知人宅まで送り、それから現場近くの駐車場に車を止めた。その後、1人で歩いていたところを襲われたとみられ、男が大声で「こら、待て」と叫ぶのを現場付近の住民が聞いていたという。

 捜査本部は男性の身元の特定を急ぐとともに、司法解剖をして詳しい死因を調べる。