http://www.sankei.com/smp/west/news/180218/wst1802180048-s1.html

 将棋界で女性初の棋士を目指していた女流棋士、里見香奈女流五冠(25)は18日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われたプロ棋士養成機関「奨励会」の三段リーグで7勝9敗となり、年齢制限のため残り2局を待たずに退会が決まった。

 奨励会は26歳の誕生日までにプロ棋士の四段にならないと原則として退会が決まるが、全18局を戦う三段リーグで10勝8敗以上の成績で勝ち越せば、29歳まで延長できる。里見女流五冠はリーグ途中の3月で26歳を迎えるが、この日の対局で勝ち越しの可能性がなくなった。

 将棋のプロは棋士と女流棋士で制度が異なり、棋士になるには奨励会を卒業するか、プロ編入試験に合格するのが条件。里見女流五冠は現在、6つある女流タイトルのうち5つを保持している。