「議員連盟」趣意文

大阪市から鳥取、松江両市を経由し下関市に至る約550kmの
「山陰新幹線」の基本計画が正式に閣議決定されたのは昭和48年であった。

しかしその後40年以上にわたってこの基本計画は放置され続けた。

一方で山「陽」新幹線は、山「陰」新幹線の閣議決定のわずか2年後の昭和50年に開業した。

他方で、同じく日本海側沿岸地域である北陸地方にはこの度、
上越地方に引き続いて新幹線が整備され、大きな地域発展効果が生じている。

結果、山陰地方では、山陽地方をはじめとした諸地域への人口と産業の「流出」が加速し、
衰退が余儀なくされ、他地域との格差が拡大していく顛末を迎えるに至っている。