2018年1月27日 19時10分
 【ニューデリー=田尾茂樹】AP通信などによると、世界最高峰エベレストなどの登頂記録を作成し、
「ヒマラヤの生き字引」と呼ばれた米国出身の山岳ジャーナリスト、エリザベス・ホーリーさんが26日、ネパールの首都カトマンズで死去した。

 94歳だった。

 1960年頃にネパールに移り住み、英BBCによると、63年からエベレストなどの登頂者を記録し続けた。
75年に女性として初めてエベレストの登頂に成功した登山家の田部井淳子さんを含め、9600以上の登山隊を取材したという。

 登山者らへの綿密な取材で本当に登頂に成功したかどうかの真偽を見極め、登頂を「公認」する役割を果たしたことから、「登山界のシャーロック・ホームズ」の異名でも知られた。

 ネパール政府が功績をたたえ、2014年に同国北西部の山を「ホーリー」(標高6182メートル)と名付けた。

http://sp.yomiuri.co.jp/world/20180127-OYT1T50081.html