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米中会談 習氏の発言を石破元防衛相が解説

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 ニュースのポイントをコンパクトにまとめた「深層NEWS ここにフォーカス」。10日は石破元防衛相による、米中首脳会談での北朝鮮情勢を巡る習近平主席の発言についての解説。      
◇  吉田清久・読売新聞編集委員「(米中共同会見で)習近平さん(主席)が『問題を正しく処理し、コントロールすることだ』と。核(兵器)をどうするのか、(有事の際の)難民をどうするのか、“ポスト金正恩”体制をどうするのか。
いまの金正恩体制、米・中はコントロールできてないじゃないですか。コントロールするには何が必要なんですか?」  石破元防衛相「核を持った国として容認するというのは一つのコントロールのやり方なんでしょうね。
『アメリカまで届くような、そんな危なっかしいものを持つのはやめてくれよな』と言う。それで中国がコントロールするということなんでしょうけど、北朝鮮に核を持つことを容認するのは国際社会として絶対ダメだという話になる。
じゃあ、核がない北朝鮮なるものを金正恩(委員長)が承認するかというと、これもまたあり得ない話。この“コントロール”って一体なんですかということはまだ“解”がないはず。ですけど中国が懸念する材料に対してアメリカはこのように考える、ということを言わないとこの話は前に行かない。
金正恩(委員長)がどうしたこうしたよりも前に『アメリカは中国の懸念に対してこのように考えるのだ』という話はきっとどこかでなされているはずだし、首脳同士じゃなくても事務方では、なされていなければおかしいはずですよ」
[ 11/10 21:19 NEWS24]

http://www.news24.jp/nnn/news890161059.html