http://www.sankei.com/affairs/news/171018/afr1710180035-n1.html

 校長による誤った情報で「暴力教師」のレッテルを貼られ社会的信用を傷つけられたとして、
静岡市の市立高校の50代男性教諭が市に慰謝料100万円などを求め清水簡裁に提訴したことが18日、分かった。市は全面的に争う姿勢を示している。

 訴状によると、教諭は昨年10月、体力テストが終わって担任の話を聞いていた生徒の態度が悪いと感じ、髪をつかんで生徒を連れ出し指導した。
その際、持久走後で体調が悪くなっていた生徒が倒れ込んだため首を持って支えた。

 この様子を見ていた別の教員が校長に「胸ぐらをつかみ首を絞めた」と連絡。
体罰と判断した校長は翌日、各教員を通じて全校生徒に「暴力的指導があった」と伝えた。
市教育委員会にも報告し、市教委は同12月、教諭を訓告処分にした。

 教諭側は「襟元をつかんだのは体罰ではなく生徒の頭をかばう動作」と主張。校長の判断は誤りで、市は校長を指導監督する責任があるとした。


「誤情報で暴力教師に」 高校教諭が静岡市提訴
産經新聞:2017.10.18 18:00更新