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兵庫県警長田署=神戸市長田区北町3

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白骨遺体が見つかった民家=15日午前、神戸市長田区(画像の一部を加工しています)

 14日午後1時40分ごろ、神戸市長田区の民家で、住人女性の親族に屋内整理を頼まれた業者から「白骨遺体が見つかった」と長田署に通報があった。
8年前に女性の親族から「女性が行方不明になっている」との届け出があり、同署が民家を捜索したが、女性は見つからなかったという。
同署は白骨遺体が住人の女性とみており、司法解剖して身元を調べる。

 同署や近隣住民によると、民家には70〜80代の高齢女性が1人で住んでいたとみられる。
2009年6月、女性の親族が行方不明の届けを同署に提出。同署員が捜索したが、家の中はごみが山積みで、発見できなかったという。

 8年前に署員と一緒に民家に入ったという元民生委員の女性(77)によると、1、2階の大部分が高さ1メートルほどの荷物やごみで埋もれ、電気は通っておらず、窓ガラスもひび割れていた。
「階段やトイレ、2階の奥まで進める一本道のスペースが空いているだけだった。警察は2階にあったこたつ付近を捜索したが、女性は発見されなかった」と振り返る。

 住民女性には兄と妹がいたが「随分前に亡くなった」という。
「外で会うとあいさつを交わした。ハイカラな感じの人だった」と、元民生委員は当時の印象を語る。
近隣住民との付き合いはあまりなかったが、近くの銭湯まで身奇麗な格好で行く姿をよく見かけ、体が悪い印象はなかった。

 近くに住む女性(72)は「20年ほど前からごみが増え始めた。悪臭はなかったが、ネズミが出入りしていたので心配だった」と話していた。


ごみ山から白骨遺体 行方不明の女性宅 神戸
神戸新聞:2017/10/15 22:20