多摩動物公園で飼育されていたメスのボルネオオランウータンが、27日、急性心不全のため死にました。動物園によりますと推定62歳で、飼育されている中では、世界最高齢だったということです。
死んだのは東京 日野市の多摩動物園で飼育されていたボルネオオランウータンのメスのジプシーです。動物園によりますとジプシーは、昭和33年にボルネオ島から多摩動物公園にやってきて以来、これまでに4頭の子どもを産んでいて、国内で飼育されているボルネオオランウータン33頭のうち半数近い16頭がジプシーの血統だということです。

ジプシーは先月はじめごろから、口から出血があり固い物が食べられなくなるなどしたため薬による治療を受けていましたが、27日、容体が急変し、午後4時すぎ急性心不全のため死にました。

動物園によりますとジプシーの正確な生年月日はわからないということですが、推定62歳で、飼育されているボルネオオランウータンでは世界最高齢だったということです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170928/k10011159931000.html