■2017/9/5 15:27 最終更新■
フリーマーケットアプリ「メルカリ」で、ウイルス「野獣先輩ウイルス」を入手する方法を出品していたとして、奈良県警は9月5日、不正指令電磁的記録提供の非行内容で中学生を児童相談所に通告しました。

不正指令電磁的記録提供の非行内容で通告されたのは、大阪府に住む中学2年の男子生徒(13)です。

発表によりますと男子生徒は今年3月12日〜13日、メルカリでコンピューターウイルスを入手する情報を出品した不正指令電磁的記録提供の疑いが持たれています。

奈良県警の捜査員がサイバーパトロールでメルカリにコンピューターウイルスをダウンロードするためのサイトが商品として出品してあるのを発見したことで事件が発覚しました。

男子生徒の出品をみた兵庫県などの14歳〜19歳の少年4人が購入しており、ウイルスをダウンロードできるサイトを教えた報酬に、男子生徒はメルカリで使用できる5360円分のポイントを得ていました。

このウイルスがスマートフォンやパソコンに感染すると、画面上に男性の顔のアイコンが多数現れ、操作しにくくなるというものでした。このウイルスはネット上で「野獣先輩ウイルス」と呼ばれていた模様。

このウイルスを購入した少年4人は不正指令電磁的記録取得の疑いで書類送検されました。

警察での取り調べに対して男子生徒は「小遣い稼ぎで出品した」などと供述し、容疑を認めています。

現時点では、このウイルスが悪用された形跡は確認されていません。

この事件に対してインターネット上では「メルカリってなんでも売ってるんだね」「このウイルス笑った」「中学生もメルカリ使ってるのか」「これ野獣先輩ウイルスだろ」などと様々な声が多数見られました。


画像出典:NHK
https://breaking-news.jp/2017/09/05/035097