背後から女子高生の頭にバッグをかぶせ抱きついたとして、警視庁荒川署は9日、強制わいせつ未遂の疑いで、東京都文京区の東大大学院生(34)を逮捕した。「抱きついてはいない」と容疑を一部否認する一方、「堅苦しい研究と逆のことをすると気分が安らいだ。スリルと背徳感を求めていた」と供述している。

 逮捕容疑は6月1日午後9時15分ごろ、荒川区内の路上で、帰宅途中の女子高生に後ろから近づき、自分が持っていたトートバッグをかぶせて抱きついた疑い。女子高生が大声を出したため、その場から逃走。現場付近の防犯カメラの画像から逃走に使った自転車が判明し、所有者の大学院生を特定した。

 捜査に当たっていた同署員が今月2日、豊島区で、別の女子高生の後をつける大学院生が共同住宅に立ち入るのを確認し、建造物侵入の疑いで現行犯逮捕していた。

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