JR九州は29日までに、福岡市のJR香椎線の駅で利用者の乗降中に普通列車が約2メートル
前進するトラブルがあったと明らかにした。福岡県大野城市のJR鹿児島線で29日、普通列車が
駅のホームを行き過ぎるミスも発生。いずれも乗客にけがはなかったが、JR九州は「運転士の
指導を徹底し再発防止に努める」としている。

 JR九州によると、28日午後5時45分ごろ、福岡市東区のJR香椎線舞松原駅で、西戸崎発
宇美行きの普通列車(2両編成)が扉を開けたまま約2メートル前進した。手動ブレーキのかけ方が
不適切だったとみられる。

 また、29日午前7時半ごろ、大野城市のJR鹿児島線大野城駅で、荒尾発福間行き普通列車
(8両編成)の先頭部分が、ホームを約10メートル行き過ぎて停車。一部のドアを閉めたままとし、
乗客は他のドアから乗り降りしたという。

http://www.sankei.com/west/news/170629/wst1706290040-n1.html