ITmedia NEWS6月28日(水)14時50分
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https://news.biglobe.ne.jp/it/0628/imn_170628_9465583995.html

 ネットベンチャーのバンク(東京都渋谷区)は6月28日、ユーザーが所有する商品をスマホアプリで入力し、査定金額を受けて現金化できるアプリ「CASH」(キャッシュ)を公開した。まずiOS版を提供し、Android版は今後提供予定。ダウンロードは無料。
 売りたい商品のブランド、カテゴリー、状態を選択し、写真を撮影すると査定金額が提示される。その金額をユーザーが承諾すると、アプリ内のウォレットに「キャッシュ」が即座に振り込まれ、銀行振り込みかコンビニで現金を受け取れる仕組みだ。引き出し可能金額は1000円からで、手数料が250円かかる。
 アプリ内でキャッシュ化した商品はすぐ運営元に送る必要はなく、2カ月以内に集荷を依頼して商品を送る(送料無料)か、現金を返金(手数料15%)して商品を手元に残すかを選べる。手持ちの商品価値と引き換えに現金をすぐ受け取れるという意味で、質屋のようなサービスだと評する声もある。
 サービス利用に当たって初期費用や審査はなく、電話番号を登録するだけで利用できる。キャッシュを受け取ったにもかかわらず選択した商品を送らなかった場合、ブラックリストに登録されてサービスが利用できなくなったり、別途手数料が発生したりするという。
 編集部で確認したところ、今のところキャッシュ化できる商品はブランド衣類やスマートフォンなどに限られているようだ。また、選択したブランド名やカテゴリーと全く異なるものを撮影しても、同じ査定金額が表示された。写真によって商品種別や所有状態、コンディションなどを即座に判断するわけではないようだ。
 運営元のバンクは、オンラインストア開設サービス「STORES.jp」創業者の光本勇介さんが2月に立ち上げたベンチャー企業。
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