最近は、紙幣や硬貨だけでなく、1円単位で支払える電子マネーで受け付ける神社や寺が全国で広がっている。「便利でいい」「御利益ない」。

 東京都港区の愛宕神社は2014年、さい銭泥棒防止のため、電子マネー「楽天Edy」による決済を開始。
 世界文化遺産の日光二荒山神社(栃木県日光市)は18年10月、電子決済が普及する中国からの参拝客増加を理由に、いつでもさい銭を電子決済できるシステムを導入。
境内の約10カ所にQRコード付きの看板を掲げ、支払先をスマートフォンで読み込めるようにした。
神社総務部長の斎藤芳史さん(66)は「電子決済は時代の流れ。中国の春節(旧正月)に当たる2月には多くの参拝客が来て電子決済が増えるのでは」と期待する。

 京都府福知山市の海眼寺も同月末、寺を普段訪れない若者らを狙って電子決済を導入。芝原三裕住職(38)は「電子マネーも現金同様ありがたい浄財。

 2018年12月30日 18時38分 時事通信社
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