自宅で介護していた夫に食事を与えず放置し、殺害したとして、大阪府警高槻署は6日、殺人容疑で大阪府高槻市
城南町、アルバイト、爲清(ためきよ)信子容疑者(73)を逮捕した。「死んでもいいと思って食事を与えなかった」
と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は4月下旬ごろから、自宅で寝たきり状態だった夫の悌璋(よしあき)さん(76)に食事を与えず、殺害
したとしている。

 高槻署によると、信子容疑者が同日朝、同署を訪れて「介護に疲れて夫の面倒を4、5日見ていない。おそらく亡く
なっていると思う」と話したため、署員が自宅を確認。洋室のベッド脇の床で、悌璋さんが毛布をかけられた状態で
あおむけに倒れて死亡しているのが見つかった。目立った外傷はなく、司法解剖して詳しい死因を調べる。

 信子容疑者の同署への説明では、悌璋さんは認知症を患っており、昨年ごろから寝たきり状態だった。「夫が動かなく
なってから2、3日迷っていたが、そのままにしておけないので警察に行った」などと供述しているという。

http://www.sankei.com/west/news/170506/wst1705060083-n1.html