「ネットが一番つらい」−。民進党の野田佳彦幹事長は12日、都内で市民グループ「市民連合」との対談に臨み、
インターネット上で民進党への批判が強いことについて「われわれに非常に厳しく(自民党に)非常に甘い状況が
生まれている」と苦しい胸のうちを語った。

 野田氏は旧民主党時代から、ネット対策は「自民党より早かった」と言及したが、「今は批判ばかり」とも指摘。
「発信だけでなく受け止めることが大事。みんなで徹して耳を傾ける運動をしていかなければいけない」と強調した。

 「反対のための反対しかない」などと批判される国会対策をめぐっては、カジノを中心とする統合型リゾート施設
(IR)整備推進法に反対した例をあげ、「カジノは反対だが、観光立国は賛成だ。いばらの道だが、個別の問題点を
ただしながら反対するところは反対するしかない」と述べた。

http://www.sankei.com/politics/news/170412/plt1704120032-n1.html
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市民連合主催のイベント「立憲4党と語る、これからの日本」に参加した、民進党の野田佳彦幹事長
 =12日午後、東京都世田谷区