http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170413/k10010947441000.html
4月13日 18時30分

東京の明治神宮の鳥居などで液体がまかれたような跡が見つかった事件で、防犯カメラの映像などから、中国人の40代の女2人が事件に関わったとして、警視庁は建造物損壊の疑いで2人の逮捕状を取るとともに、全国に指名手配しました。京都や沖縄などでも同様の被害が確認されているため、各地の警察が関連を捜査することにしています。
この事件は、今月3日から4日にかけて、東京の明治神宮の境内にある南神門や大鳥居などで液体がまかれたような跡が見つかったもので、警視庁は、何者かが故意に液体をかけたと見て、調べを進めていました。

その結果、捜査関係者によりますと、近くの防犯カメラの映像に女2人が液体をかける様子が映っていて、さらに調べを進めたところ、いずれも40代の中国人と確認されたということです。
警視庁はこの2人が事件に関わったとして、建造物損壊の疑いで2人の逮捕状を取りました。
いずれもすでに出国しているということで、警視庁は、再び入国する可能性もあることなどから、全国に指名手配しました。

今月に入って、都内では、徳川将軍家の菩提(ぼだい)寺として知られる増上寺でも液体がまかれたような跡が見つかったことから、警視庁は関連についても調べることにしています。
また、世界遺産に登録されている京都市の下鴨神社や、那覇市の首里城などでも同様の被害が確認されているため、各地の警察が関連を捜査することにしています。