犯罪収益の一部と知りながら売春行為の売上金を受け取ったとして、大阪府警少年課などは9日、
組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等収受)容疑で、指定暴力団神戸山口組系幹部、児玉陽二容疑者
(45)=兵庫県尼崎市西本町=を逮捕した。「金を借りただけ」などと容疑を否認している。

 逮捕容疑は、平成27年9月、大阪府内のホテルで高校1年の女子生徒=当時(15)=に売春
させて得た売上金数万円を、出会い系サイトなどを通じて少女らを派遣する援助交際デリバリー
(通称・援デリ)経営者の男を通じて受け取ったとしている。

 府警は今年1〜4月、経営者を含む援デリグループの男女7人を児童福祉法違反容疑などで逮捕。
その後の捜査で児玉容疑者の関与が浮上したという。みかじめ料名目で金を受け取っていたとみられる。

http://www.sankei.com/west/news/160509/wst1605090073-n1.html