SAPIO 2018年8月号
在日外国人256万人の光と影
https://shogakukan.tameshiyo.me/4910140970889?page=3
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【人種のるつぼ】
アジア、中東、アフリカの文化がぶつかりあう
なんと、20歳の87%が外国人の「国際カオス・タウン」大久保を歩いた/横田徹
https://www.news-postseven.com/archives/20180711_709642.html
「日本にネパール人が増えたのは2008年頃からです。現在は日本に7万人以上、新宿区だけでも約3800人が住んでいます。
ネパールの若者の多くは海外で生活したいという夢を持っています。アメリカ、イギリス、オーストラリアと並び日本も人気が
あります。留学で日本に来て、その後に親や兄弟などを呼び寄せているのが人口増加の理由だと思います」

【地下ネットワーク】
ついに検挙件数が中国人を抜いてトップに
日本人が知らない在日ベトナム人の「犯罪SNS」に潜入した/出井康博
https://www.news-postseven.com/archives/20180719_709789.html
https://www.news-postseven.com/archives/20180721_709795.html
 在日ベトナム人の数は約26万人で、外国人全体の10%程度に過ぎない(2017年末)。しかし今、外国人犯罪の約3割を
ベトナム人が占めている。(中略)
 在日ベトナム人犯罪の増加が続いている。2017年に全国の警察が検挙したベトナム人の犯罪は5140件と、前年から
約6割増え、国籍別で中国人を抜いてトップとなった。在日中国人が73万人、同ベトナム人が26万人という数字からすると、
犯罪に手を染めるベトナム人の多さに驚く。12年からの5年間では3.5倍以上の急増である。
「ベトナム人の犯罪について知りたいなら、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)を見てください。
日本人の知らない世界がありますから」
 そう話す事情通の在日ベトナム人に、ベトナム語のSNSを案内してもらった。
   (中略)
 こうした投稿の主なターゲットこそ、「留学生」である。
 ベトナム人留学生の数は17年末時点で7万2268人に達し、5年間8倍以上に急増している。一方、刑法犯で昨年検挙された
ベトナム人のうち、留学生は約41%を数えた。在留者数では留学生の1.7倍に上る実習生は約23%である。ベトナム人留学生
の急増が、犯罪の増加を招いているのは明白だ。なぜ、彼らは犯罪に走るのか。
 実はベトナム人留学生の多くは、勉強よりも出稼ぎを目的に来日している。
   (中略)
「留学ビザ」は本来、アルバイトなしで留学生活を送れる経済力のある外国人にしか発給されない。そこで偽装留学生
たちは経済力があるように見せかけるため、でっち上げの預金残高や親の収入が記された証明書類を用意する。留学斡旋
ブローカー経由で、銀行や行政機関に賄賂を支払ってのことだ。
   (中略)
偽装留学生≠ェビザを取得する際のカラクリに関し、日本側は承知のうえで彼らを受け入れている。(中略)
 しかし、現状を放置していれば、ベトナム人による犯罪は増え続け、やがて社会問題と化していくだろう。2000年代前半、
中国人偽装留学生≠フ犯罪が急増(*)した際と同じである。
 最近では、ネパールやスリランカなどからの留学生増加も著しい。彼らもベトナム人と同様、大半が多額の借金を背負って
来日する。

* 2003年、東京都内では外国人犯罪に占める留学生の割合が4割に達した。同年、困窮した中国人留学生3人による
「福岡一家4人殺害事件」が発生し、全国に衝撃を与えた。