「旧科技庁のドン」が血税ばらまく「中国詣で」
習近平が称賛する「さくらサイエンスプラン」をご存じか。中国の行政官を物見遊山ツアーにご招待。黒幕は、あの沖村憲樹。
ttps://facta.co.jp/article/201708024.html
「沖村先生の『さくらサイエンスプラン』を、私は『中国ノーベル賞ドリームプラン』と呼んでいる。なぜなら、沖村先生には、
来日した青少年の中から中国人ノーベル賞受賞者を出すという夢があるからだ」「沖村先生と中国には並々ならぬストーリー
があるはずだ」これは、中国経済情報専門紙「中国経済新聞」(2017年5月20日号)に掲載された「沖村憲樹氏の『国境なき
科学の絆』」と題する特集記事。執筆者は中国国家教育部出身の徐静波編集長だ。徐氏が「中国人のノーベル賞受賞を
夢見る男」と呼ぶのは、元科学技術庁ナンバー2(科学審議官)の沖村憲樹(かずき)氏(77)のことである。
   (中略)
「安倍政権が現役官僚による天下りの斡旋を法律で禁じたため、現役は、政官界に力を持つ実力OBの沖村氏に頼った。
沖村氏は大きな声であいつはあそこに入れろ∞こいつは辞めさせろ≠ニ電話でよく話している。天下り仲介により
沖村氏は文科省やOBに貸しを作り、見返りに天下り団体の予算増やポスト作り、影響力拡大に利用している」
 沖村氏と文科省の「持ちつ持たれつの関係」を文科省関係者はそう説明する。
   (中略)
 この「さくら」が沖村氏の「中国国際科学技術協力賞」受賞の主な理由である。
「さくら」が習近平らに評価された理由は、主な対象が中国人だから。沖村氏が中国に傾斜したきっかけは身内に
中国引揚者がいるかららしい」(関係者)
 沖村氏には「日中戦争で迷惑をかけた」という中国への負い目があるという。中国関係のイベントで沖村氏は
「5千年の歴史のある中国には、さんざんお世話になったにも関わらず、先の戦争で日本は大変なご迷惑をおかけした」
と謝罪することが多い。私的な会合では、昭和天皇の戦争責任に言及することもあるようだ。
   (中略)
 沖村氏の中国傾斜は、「さくら」の当初プランが、中国人にみを対象にしていたことに端的に示されている。
   (中略)
「第一次安倍政権で安倍首相は中国と『戦略的互恵関係』を築くことを決めた。だが沖村氏が持ってきた中国人だけに
便宜供与するプランは、右翼の反発が必至だった」と文科省関係者は話す。
 だが14年度予算が最終決着する年末には、まだ時間があった。沖村氏は巻き返しを図った。年末に向けて政官界の
要人との折衝を繰り返したのだ。
   (中略)
 麻生氏らの尽力については自民党機関紙『自由民主』(17年7月4日号)で沖村氏も、こう認めている。
「事業の立ち上げには、当時の下村博文文部科学大臣と有馬朗人元東京大学総長のご支援を頂き、麻生太郎副総理と
高村正彦自由民主党副総裁のご指導を頂きました」
 なお、「さくら」の予算が増えた15、16年度の文科省の事務次官は旧科技庁出身の土屋定之氏。文部科学審議官は
旧科技庁出身の戸谷一夫氏(現・文科省事務次官)、2人は前・官房長の佐野太氏(旧科技庁出身)同様、「沖村派」の
中核メンバーである。
 沖村氏が進める「さくら」の実態を観よう。昨年度「さくら」が招いた外国人は35カ国、5519人。このうち中国が1808人で
突出して多く、以下、タイ544人、インド536人、ベトナム382人など。
 中国偏重は沖村氏の訪問先にも現れている。「さくら」の対象国は35。ところが沖村氏が「毎年足しげく通っているのは
中国だけ」(関係者)。中国以外の国は、予算獲得の方便か、付け足しなのだろう。

中国国家レベルの「中国・国際科学技術協力賞」に沖村憲樹氏、行政官としては初、日中関係改善へのメッセージとも
http://www.recordchina.co.jp/b127309-s0-c30.html