>>106
日本政府がそのホームページで言っている【先占の法理】って、早く言えば、早い者勝ち、一番乗りが勝ち、って論理でしょ。
だが、いかにも大人げない、ガキ大将っぽい理屈だよねえ。

進出した土地が、ホントのホントに真っ新な無人の土地で、誰の利害も犯さないというなら、そんな子供の砂場遊びみたいな理屈
でも平気かも知れないが、19世紀の後半にもなって(1895年)、地球のあらゆる場所に人類が進出し、生活の痕跡を残しているはずの
地球上の土地を(例え、南太平洋の絶海の小島でさえ、ホントに一度も人間の手つかずの土地など数えるほども無くなっていた)、
国際社会に無断で、勝手に”無主地”などと決めつけて占有するなどは、独善も甚だしい行為なのです。

結局、20世紀にもなって、そういうガキ大将の大人げない”占有の論理”を振り回して、東は太平洋の角から西はアジア大陸の
奥地まで、ありとあらゆる場所に神出鬼没して、その地域の原住民に大迷惑をかけたのが、先の大帝国日本の姿だったのです。

そのアナクロニズムの大日本帝国の論理を今でも振り回しているのが(多分無自覚に)、日本の政治家共であり、一部の痴呆国民(ネトウヨ他)なのです。
ガキ大将の論理では、理性ある国際世論を説得することなど出来ません。このままで行くと日本は、また(先の戦争時の様に)国際社会で孤立の道を
たどります。猛省が必要です。