【北海道】危機管理計画2〜コロナウイルス感染症〜
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中国・武漢に発祥したとされるコロナウイルスによる新型肺炎が
世界的に流行の兆しを見せている。
世界的には、日本を含めて、タイ、香港、マカオ、米国、オーストラリア、シンガポールなど
15カ国で感染例が報告されていて、札幌市内でも報告されている。
これら中国以外での感染報告例のほとんどは中国(多くが武漢市)からの旅行者であり、
輸入国における二次感染例の報告はほとんどない。
ただし、それぞれの国で新型コロナウイルス感染症に対する検査がどのように実施されているのか、
どのくらいの頻度で行われているのかが不明であり、正確な広がりを推定することが難しい状況にある。
これから検査される人数の増加と相まって新型コロナウイルス感染症患者は増加することが予想される。
このとき、感染源不明の二次感染例がどのくらいの頻度で検出されてくるのかは重要な情報となる。
二次感染例の推移を参考に、新型コロナウイルスの感染性および今後の広がりを評価していくことが重要となる。
また、道内においては、今のところ、検査態勢が整っていない。
仮に感染が確認された場合には、患者はあらかじめ決められた医療機関で治療を受けることになる。
感染症のうち、エボラ出血熱など危険性が特に高い「1類感染症」と呼ばれる感染症の患者を
受け入れられるのは、道内では市立札幌病院だけ。
また、中東呼吸器症候群「MERS」など「2類感染症」では、道内各地にあるあわせて
24の医療機関が対応できることになっている。
無症状であるにもかかわらず陽性反応が出た方がいらっしゃるということを踏まえれば、
これまで実施してきた水際対策などのフェーズを、もう一段引き上げていく必要がある。
<北海道の最新情報>
◆NHK北海道 ttps://www.nhk.or.jp/sapporo/bousai/index.html
◆北海道新聞 ttps://www.hokkaido-np.co.jp/news/n_hokkaido/
◆新型コロナウイルス肺炎関連リンク集
新型コロナウイルスについて知っておきたい20のこと(随時更新)https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00030/012900076/
【厚生労働省】
中華人民共和国湖北省武漢市における原因不明肺炎の発生について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
【FORTH】
中国における新型コロナウイルスによる肺炎の発生についての国際渡航と貿易に関するWHOの助言
https://www.forth.go.jp/topics/20200117.html
【武漢市当局】
武漢市衛生健康委員会ホームページ (中国語) http://wjw.wuhan.gov.cn/front/web/list2nd/no/710
【WHO】
Coronavirus https://www.who.int/health-topics/coronavirus
Disease Outbreak News (DONs) https://www.who.int/csr/don/en/
【USCDC】
2019 Novel Coronavirus, Wuhan, China https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-nCoV/index.html
【ECDC】
Novel coronavirus in China https://www.ecdc.europa.eu/en/novel-coronavirus-china <総論>的な話題は
【震災1年】北海道防災計画 〜防災のいろは〜
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/develop/1576154248/l50
<対象とする危機の範囲> 札幌市危機管理基本指針より
@ 自然災害起因(天災):地震、暴風雨、洪水や土砂災害、大雪による雪害等
放射性同位元素等の漏洩事故や航空機事故、
大規模な道路上の事故等の災害
A 事件・事故等(人災):危険物等の漏洩、爆発等の事故や感染症の発生
B 武力攻撃等 (参考)コロナウイルスとは
人や動物の間で広く感染症を引き起こすウイルスです。
人に感染症を引き起こすものはこれまで6種類が知られていますが、
深刻な呼吸器疾患を引き起こすことがある
SARS-CoV(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス)とMERS-CoV(中東呼吸器症候群コロナウイルス)
以外は、感染しても通常の風邪などの重度でない症状にとどまります。
詳細は国立感染症研究所のホームページを参照してください。 武漢市での新型コロナウイルス関連肺炎事例の概要は?
中華人民共和国湖北省武漢市において、令和元年12月以降、
新型コロナウイルス関連肺炎の発生が報告され、中国を中心に、
世界各国からも発生が報告されています。
詳細は以下のページを参照ください。
厚生労働省HP:「中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎の発生について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html 新型コロナウイルスはヒトからヒトへうつるのですか?
新型コロナウイルス感染症の現状からは、中国国内ではヒトからヒトへの感染は
認められるものの、ヒトからヒトへの感染の程度は明らかではありません。
過剰に心配することなく、風邪やインフルエンザと同様に、まずは咳エチケットや
手洗い等の感染症対策を行うことが重要です。 潜伏期間はどのくらいの長さですか?
潜伏期間は現在のところ不明ですが、他のコロナウイルスの状況などから、
最大14日程度と考えられています。
他のコロナウイルスについては、国立感染症研究所「コロナウイルスとは」をご覧ください。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/9303-coronavirus.html 発生状況や死亡者数は?
最新の状況については、厚生労働省HP:
「中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎の発生について」
の「◆発生状況について」をご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
予防法はありますか?
一般的な衛生対策として、咳エチケットや手洗いなどを行っていただくようお願いします。 武漢に滞在していましたがどのように対応すれば良いですか?
現地を出てから2週間の間に、発熱や呼吸器症状がある場合には、
マスクを着用するなどの咳エチケットを実施の上、速やかにお住まいの地域の保健所に連絡し、
医療機関を受診するようにしてください。
その際、武漢市に滞在していたことを申告するようにしてください。 医療機関・検査機関の方向け
診断方法にはどのようなものがありますか?
診断方法としては、核酸増幅法(PCR法など)がありますが、
実際に検査を検討する場合は、「疑似症定点」の医療機関から疑似症として
保健所に届出後、地方衛生研究所または国立感染症研究所で検査することになります。
まずはお近くの保健所にお問い合わせください。 鑑別を要する疾患は何ですか?
肺炎を認める際には、市中肺炎の他、インフルエンザやアデノウイルス感染症が
鑑別に挙げられます。そのほか、渡航歴などにより、MERSなども追加して鑑別に挙げられます。
どのような治療方法がありますか?
有効な抗ウイルス薬等の特異的な治療法はなく、対症療法を行います。
詳しくは国立感染症研究所のHP「新型コロナウイルス(2019-nCoV)」
に掲載の関連するガイダンスをご参照ください。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov.html 疑似症の届出は必要ですか?
武漢市からの帰国者など、集中治療その他これに準ずるものが必要な場合や臨床症状から
肺炎と診断され、かつ、直ちに特定の感染症と診断ができない場合においては、
直ちに疑似症として届け出る必要があります。
届出様式は下記のホームページからダウンロードすることができます。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-07-01.html
なお、疑似症定点に指定されている医療機関以外の医療機関においては、疑似症の届出は
必須ではありませんが、保健所に連絡のうえ、検査の実施などについて相談してください。 自治体で行政検査を実施する場合、検査方法等の技術的な内容に関する相談窓口はありますか?
新型コロナウイルス感染を疑う患者の検査方法の技術的な相談は、
国立感染症研究所のHP「新型コロナウイルス(2019-nCoV)」に掲載の関連する
ガイダンスをご参照いただき、国立感染症研究所ウイルス3部にお問い合わせください
(疫学調査に関する内容は感染症疫学センターにお問い合わせください)。
※国立感染症研究所のHP「新型コロナウイルス(2019-nCoV)」
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov.html 検査が陽性となった場合の行政の対応は?
保健所では、都道府県や国とも連携しながら、必要に応じて積極的疫学調査を実施します。
詳しくは以下に掲載の情報をご参照ください。
・厚生労働省HP:「中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎の発生について」の
「1 自治体・医療機関向けの情報」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
・国立感染症研究所のHP「新型コロナウイルス(2019-nCoV)」に掲載の関連するガイダンス
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov.html コロナウイルスとは
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/9303-coronavirus.html
ヒトに感染するコロナウイルス
ヒトに蔓延している風邪のウイルス4種類と、動物から感染する重症肺炎ウイルス2種類が知られている。
これらについては、それぞれの症状や感染経路などの特徴を表1に示した。
1.風邪のコロナウイルス
ヒトに日常的に感染する4種類のコロナウイルス(Human Coronavirus:HCoV)は、
HCoV-229E、HCoV-OC43、HCoV-NL63、HCoV-HKU1である。
風邪の10〜15%(流行期35%)はこれら4種のコロナウイルスを原因とする。
冬季に流行のピークが見られ、ほとんどの子供は6歳までに感染を経験する。
多くの感染者は軽症だが、高熱を引き起こすこともある。
HCoV-229E、HCoV-OC43が最初に発見されたのは1960年代であり、
HCoV-NL63とHCoV-HKU1は2000年代に入って新たに発見された。 2.重症急性呼吸器症候群コロナウイルス(SARS-CoV)
SARS-CoVは、コウモリのコロナウイルスがヒトに感染して重症肺炎を引き起こすよう
になったと考えられている。
2002年に中国広東省で発生し、2002年11月から2003年7月の間に30を超える国や地域に拡大した。
2003年12月時点のWHOの報告によると疑い例を含むSARS患者は8,069人、
うち775人が重症の肺炎で死亡した(致命率9.6%)。
当初、この病気の感染源としてハクビシンが疑われていたが、今ではキクガシラコウモリが
自然宿主であると考えられている。 雲南省での調査では、SARS-CoVとよく似たウイルスが、
今でもキクガシラコウモリに感染していることが確認されている。
ヒトからヒトへの伝播は市中において咳や飛沫を介して起こり、
感染者の中には一人から十数人に感染を広げる「スーパースプレッダー」が見られた。
また、医療従事者への感染も頻繁に見られた。
死亡した人の多くは高齢者や、心臓病、糖尿病等の基礎疾患を前もって患っていた人であった。
子どもには殆ど感染せず、感染した例では軽症の呼吸器症状を示すのみであった。 3.中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)
MERS-CoVは、ヒトコブラクダに風邪症状を引き起こすウイルスであるが、
種の壁を超えてヒトに感染すると重症肺炎を引き起こすと考えられている。
最初のMERS-CoVの感染による患者は、2012年にサウジアラビアで発見された。
これまでに27カ国で2,494人の感染者がWHOへ報告され(2019年11月30日時点)、
そのうち858人が死亡した(致命率34.4%)。
大規模な疫学調査により、一般のサウジアラビア人の0.15%がMERSに対する抗体を
保有していることが明らかになったことから、検査の俎上に載らない何万人もの
感染者が存在していることが推察される。その大多数はウイルスに感染しても
軽い呼吸器症状あるいは不顕性感染で済んでおり、高齢者や基礎疾患をもつ人に
感染した場合にのみ重症化すると考えられる。 重症化した症例の多くが基礎疾患(糖尿病、慢性の心、肺、腎疾患など)を
前もって患っていたことが解っている。
15歳以下の感染者は全体の2%程度であるが、その多くは不顕性感染か軽症である。
ヒトからヒトへの伝播も限定的ではあるが、病院内や家庭内において重症者
からの飛沫を介して起こる。
年に数回程度、病院内でスーパースプレッダーを介した感染拡大が起こっているが、
市中でヒトからヒトへの持続的な感染拡大が起こったことは一度もない。
2015年に韓国の病院で起こった感染拡大では、中東帰りの1人の感染者から186人へ伝播した。 動物コロナウイルス
コロナウイルスは家畜や野生動物などの、我々の周りに棲息するあらゆる動物に感染し
様々な疾患を引き起こすことも知られている。
イヌ、ネコ、ウシ、ブタ、ニワトリ、ウマ、アルパカ、ラクダなどの家畜に加え、
シロイルカ、キリン、フェレット、スンクス、コウモリ、スズメからも、
それぞれの動物に固有のコロナウイルスが検出されている。
多くの場合、宿主動物では軽症の呼吸器症状や下痢を引き起こすだけであるが、
致死的な症状を引き起こすコロナウイルスも知られている。
家畜では豚流行性下痢ウイルス(PEDV)、豚伝染性胃腸炎ウイルス(TGEV)、
鶏伝染性気管支炎ウイルス(IBV)、実験動物ではマウス肝炎ウイルス(MHV)、
ペットでは猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)が致死的である。
コロナウイルスの種特異性は高く、種の壁を越えて他の動物に感染することは殆どない。 ウイルス学的特徴
電子顕微鏡で観察されるコロナウイルスは、直径約100nmの球形で、表面には突起が見られる。
形態が王冠“crown”に似ていることからギリシャ語で王冠を意味する“corona”という名前が付けられた。
ウイルス学的には、ニドウイルス目・コロナウイルス亜科・コロナウイルス科に分類される。
脂質二重膜のエンベロープの中にNucleocapsid(N)蛋白に巻きついたプラス鎖の一本鎖RNAのゲノムがあり、
エンベロープ表面にはSpike(S)蛋白、Envelope(E)蛋白、Membrane(M)蛋白が配置されている。 ウイルスゲノムの大きさはRNAウイルスの中では最大サイズの30kbである。
遺伝学的特徴からα、β、γ、δのグループに分類される。
HCoV-229EとHCoV-NL63はαコロナウイルスに、
MERS-CoV、SARS-CoV、HCoV-OC43、HCoV-HKU1はβコロナウイルス
に分類されている。 感染症法での取扱い
日本国内でSARS-CoVやMERS-CoVの感染者が見つかった場合、病気の伝播を抑えるために、
感染症法(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)に従って感染拡大防止策がとられる。
SARS-CoVとMERS-CoVは共に、感染症法において二類感染症に分類されている。
感染者には感染症指定医療機関への入院措置がとられ、陰圧管理された病室で治療を受けることになる。
同時に疫学調査が行われ、感染経路や接触者が特定される。
実験室内でのSARS-CoVとMERS-CoVの所持についても、感染症法によって規制されている。 SARS-CoVは二種病原体、MERS-CoVは三種病原体に分類されており、
「所持の許可」、「教育訓練」、「滅菌の管理」において、
SARSの方がMERSよりも厳しく管理されている。
SARS-CoVとMERS-CoVはいずれもBSL3実験室内に保管して取り扱う必要がある。
一方、風邪のウイルスHCoV-229E、HCoV-OC43、HCoV-NL63、HCoV-HKU1は
特に危険な病原体ではないため、感染症法での指定は無く、BSL2実験室で取り扱うことができる。
(国立感染症研究所) 新型ウイルス肺炎 予防法は?
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200128/7000017408.html
コロナウイルスはインフルエンザやかぜと同様にせきやくしゃみなど
の飛まつで感染します。
WHOが推奨している予防法や感染を広げない対策は、一般的な感染症対策と同様に、
▼手を洗うことと、▼せきエチケットです。
▼手洗いは、石けんと流水で少なくとも20秒間、指の間や爪の隙間なども
しっかりと洗う必要があります。 また、手洗いができない場合はアルコールなどの消毒薬で手をしっかりと
消毒することも効果的です。
手についたウイルスは目や口、それに鼻などから入ってきます。
手をしっかり洗うまでは顔を触らないようにしてください。
▼また、せきやくしゃみなどの症状がある人は、感染を広げないために、
せきエチケットの徹底が重要です。
せきやくしゃみをする時には、手のひらではなくティッシュや腕などを使って口を覆い、
使ったティッシュはすぐに捨てて手を洗います。
手のひらで口を覆うと手にウイルスがついてしまいます 日本ではマスクの利用が一般的ですが、正しくマスクをつけることもせきエチケット
では効果的とされています。
このほか、人混みを避けることや体調が悪いときは外出しないなど、インフルエンザなどと
同様の予防法で対応できるとされています。
万が一、発熱するなどの症状があり新型コロナウイルスに感染した疑いがある場合は、
いきなり医療機関を受診するのでは無く、あらかじめ電話をするなど連絡してください。 初期症状「風邪と変わらない」新型ウイルス「特徴的症状見当たらず」
…感染見極め困難
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200125-OYT1T50062/
春節(旧正月)のシーズンで中国からの観光客が増える中、日本国内で
2例目の新型コロナウイルスによる肺炎患者が24日、確認された。
今回の患者は、中国で最初に医療機関を受診してから日本で感染が確認されるまで
1週間かかった。
症状の見極めが難しい肺炎の疑いをいち早く見つけ、感染拡大を防ごうと、
各地の医療機関で対策が進められている。 感染症に詳しい岡部信彦・川崎市健康安全研究所長は、
「一般に肺炎の初期症状はせきや発熱などで、風邪と変わらない。
新型コロナウイルスも今のところ特徴的な症状が見当たらず、初期の段階で
レントゲン写真を撮って肺炎と診断するのは難しいだろう」と指摘する。
こうした中、亀田総合病院(千葉県鴨川市)では、2週間以内に感染者の多い
武漢市に滞在していた場合は、他の患者と接触しない診察室に案内し、
感染症の専門医が診察することを決めた。
感染症科の細川直登医師は「症状の重さにかかわらず、武漢市の滞在歴を確認
することが重要だ。感染の疑いを見逃さないようにしたい」と話す。 多くのクルーズ船が寄港する山口県下関市の県済生会下関総合病院でも、
一般患者と隔離する「発熱外来」の設置などの対策を検討している。
一方、宮崎県立延岡病院(延岡市)は24日、2週間以内に海外渡航し、
せきなどの症状がある人向けに、建物の外から電話連絡するよう求める貼り紙を掲示した。
連絡があれば、防護服の職員が感染症患者用の別棟に誘導するという。 大阪市立総合医療センター(大阪市都島区)では、今週になって発熱や
せきの症状を訴えて来院する中国人旅行客が3〜5倍に増えた。
同病院では、治療時の防護具、ゴーグルの着用といった新型肺炎に対応したマニュアルを整備した。
厚生労働省結核感染症課の担当者は「軽微な症状は、空港の検疫ブースなどで実施している
サーモグラフィー検査(体温チェック)でとらえられない可能性がある。
医療機関でしっかりと患者を把握してもらい、感染拡大の防止につなげたい」と話している。 感染拡大を防げ 交通機関は
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200129/7000017428.html
28日に道内で初めて感染者が確認された新型のコロナウイルス。
奈良県ではバスの運転手の感染が確認されました。多くの人が利用する
交通機関では感染予防の動きが広まっています。
28日、道内で初めて新型のコロナウイルスの感染者が確認されました。
感染したのは、今月22日から北海道を観光していた中国・武漢の40代の女性です。 道は緊急の対策会議を開き、鈴木知事は「感染拡大を防ぐことが何よりも重要だ。
各部関係者が一丸となって感染拡大に全力で向き合っていきたい」と述べ、
感染拡大の防止に全力を尽くす考えを示しました。
さらに奈良県では、武漢への渡航歴がないバスの運転手の感染が確認されました。
運転手は今月2回にわたって武漢からのツアー客を乗せたということで、
国内でヒトからヒトに感染した可能性が高まっています。 新型コロナウイルスの感染拡大をうけて、道内のバス会社の間では
対策を強化する動きも出ています。
このうち札幌市に本社があるバス会社「北都交通」では、乗客に良い印象を与えない
として通常は運転手にマスクをつけないよう求めていますが、今月20日からは
マスクの着用を許可しました。
また、事務所には消毒用のアルコールを置いて、運転手に対して出発前の
点呼の時に手を消毒するよう促しています。 さらに今月23日からは、バスを清掃する際に必要な作業として、
手すりやつり革など乗客が手で触れる部分をアルコールで消毒すること
も追加したということです。
北都交通の山岸慎主任は「バス車内は不特定多数の人が利用するので、
乗務員が感染しないように、お客様に安心して乗ってもらえるように、
感染の拡大が収束するまで気を抜かずに対策を進めていきたい」と話していました。 タクシーでも対策を呼びかけています。
札幌市の個人タクシーの組合では、2月1日に配布する冊子で運転手に対して、
感染への注意を促すことにしています。
新型のコロナウイルスの感染拡大を受けて、注意事項として、
マスクの着用やアルコール消毒、手洗いに加えて、新たにグローブの着用も加えました。 感染症に詳しい札幌医科大学の横田伸一教授は、武漢に渡航歴がない
バスの運転手の男性が新型のコロナウイルスに感染したことについて、
「ヒトからヒトへの感染が今回起きたということで、警戒レベルとしては
少し上げる必要が出てきているかなという気はしている」という認識を示しています。
一方で、原因について、「現時点では、新型のウイルスが空気感染する証拠はなく、
基本的にはせきやくしゃみに伴う飛まつ感染や飛まつを手で触れた接触感染が
考えられる」と分析しています。 【道内初確認の女性の足取り】
道の発表によりますと、28日に感染が確認された中国・武漢に住む40代の女性は、
▼今月21日に2人で来日し、東京都内にある同行者の家に宿泊しました。
そして、▼翌22日に知人2人と東京から北海道に移動して観光していました。
▼26日に体調不良を訴え、外出を控えたということです。
夜にはせきや発熱がありました。
▼27日、道内の医療機関を受診し、入院します。
胸のレントゲン検査で、肺炎の症状がみられました。
▼このため国立感染症研究所で検査した結果、28日、新型のコロナウイルスに
感染していることが確認されました。 道によりますと、この女性ははじめに肺炎患者が相次いだ武漢の海鮮市場へ
は訪問していないということです。
また、日本に来てからはマスクを着用していたということです。
同行していた2人が濃厚接触者だということですが、この2人は、保健所で
調査を行った結果、症状はありませんでした。
ただ、出国するか、感染者と最後に接触してから2週間は保健所が健康状態を
確認することにしています。
道は、不特定多数の人への感染は低いとみて、不要に不安をあおらないようにするため、
詳細な訪問先や医療機関は公表していません。 Review
春節前に北海道も厳戒態勢、新型肺炎対策急ぐ
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54755820T20C20A1L41000/
中国では24日から春節(旧正月)で1週間の大型連休が始まる。
例年多くの中国人観光客が北海道を訪れるが、今年は中国の武漢市を中心に
発生した新型コロナウイルスによる肺炎が広がり、人の活発な移動で感染
が広がらないように空港やホテルなどでは対策が進んでいる。
新千歳空港は武漢との直行便はないものの、すでに感染者が現れた北京や上海などを含む
中国の10都市を結んでいる。
到着客を迎える検疫所では職員がサーモグラフィーを使って発熱の有無を確認する。
熱がある場合には武漢の滞在歴がないかを尋ねる。 札幌市はホテルに対して武漢から来た宿泊客が発熱を訴えた場合には客室で待機させ、
保健所に連絡することを求める。JRタワーホテル日航札幌では独自の対策として
スタッフの手洗いうがいを徹底しながら、宿泊客用のアルコール消毒液をロビーやレストランに置いた。
清掃ではドアノブやエレベーターも消毒する。宿泊客に健康状態や経由地を確認する
書類も準備している。
一方、中国人客が多く訪れるサツドラではマスク購入に数量制限を設けた。
上海に住む40代男性の朱贇さんは「現地はマスクが飛ぶように売れてなくなった」と話す。
中国の品薄を受け、土産品にマスクを買い求める需要が高まりそうだ。 ◆武漢経済圏とは?
武漢経済圏とは中国湖北省武漢市を中心とした周辺都市から構成する経済圏を指しています。
武漢市内はサービス産業の発展が著しく、近年では、日系企業として、
イオンモール、ローソン、セブンイレブンなどの小売、サービス業が進出しています。
一方、武漢市周辺都市は、武漢市内に比べ、土地価格、レンタル工場家賃などがまだ安価であり、
日系の製造業の進出が相次いでいます。
世界の完成車メーカー5社が武漢に進出しており、進出日系製造業も自動車関連企業が多いです。 ◆そもそも武漢市ってどこにあるの?
武漢市は北京・上海・広州・成都など中国主要都市の中央に位置しています。
「九州(省)に通じる交通の要所」と呼ばれています。
現在では中国経済圏の中心に位置し、中国ビジネスの中心拠点として多くの企業から注目され、
今後も高い成長が期待されています。 中国、27日から海外団体旅行を禁止 新型肺炎拡散防止で
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54864620V20C20A1MM8000/
中国政府は25日、国内の旅行会社に対し、すべての団体旅行を中止するよう命じた。
中国国内の団体旅行は24日から中止しており、日本を含めた海外旅行も27日から中止する。
中国政府は異例の対策で、湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が
中国から世界に広がるのを防ぐ狙いとみられる。 中国国営中央テレビ(CCTV)が25日、中国の旅行会社の業界団体からの情報として伝えた。
中国当局が旅行会社に販売の中止を命じたのは団体旅行と、航空機とホテル宿泊を
セットしたパック旅行商品。販売中止の期間については明らかにしていない。
個人が個別に予約する場合などは規制の対象外とみられる。
2019年の中国大陸から海外への旅行客数は推定で約1億6千万人に上る。
春節(旧正月)休暇の海外旅行先でも日本は最も人気がある。
日本政府観光局(JNTO)によると、19年の中国からの観光客は959万人と全体の3割を占めただけに、
日本の観光業への影響は避けられない見通しだ。 旅行業界関係者によると、日本向けは個人旅行が3分の2以上を占め、
団体旅行の比率は少ない。
ただ、「パック旅行の利用者も多く、個人旅行にも大きなブレーキとなるだろう」(旅行会社)。
日本だけでなく、世界各国も中国からの多くの観光客を受け入れており、
新型肺炎の感染の広がりは世界の観光業に打撃を与えそうだ。 鈴木知事「感染拡大防止に全力」
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200128/7000017409.html
道内で初めて新型のコロナウイルスの感染者が確認されました。
これを受けて鈴木知事は医療機関との連携を強化し、感染拡大の防止に全力を尽くす考えを示しました。
今月22日から北海道を観光していた中国・武漢の40代の女性が、
28日、新型のコロナウイルスに感染していることが確認されました。
道内で初めて感染者が確認されたことを受け、道は28日夜、緊急の対策会議を開き、
鈴木知事は「感染拡大を防ぐことが何よりも重要だ。各部関係者が一丸となって
感染拡大に全力で向き合っていきたい」と述べ、医療機関との連携を強化し、
感染拡大の防止に全力を尽くす考えを示しました。 そのうえで会合では、感染拡大を防止するため宿泊施設や医療機関から
感染に関する情報を速やかに把握することや、予防対策の情報を積極的に発信すること、
相談体制を充実させることを確認しました。
道は、ホテルのキャンセルなど経済的な影響も出始めているとして、
29日から相談窓口を設けて民間企業に対する特別融資を行うことにしています。 道は、感染拡大を防止するため、次のように対策をとるよう呼びかけています。
・風邪やインフルエンザが多い時期であることを踏まえ、せきエチケットや手洗い等、
通常の感染症対策を行うことが重要です。
・武漢市などから帰国、入国される方で、せきや発熱等の症状がある場合は、
マスクを着用する等し、武漢市への滞在歴があることを申告した上、
速やかに医療機関を受診して下さい。 日銀支店長“肺炎影響は多面的”
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200130/7000017492.html
新型コロナウイルスの感染拡大で、道内経済にも影響が及ぶおそれがあります。
これについて日銀札幌支店の小高支店長は、観光客の減少だけでなく
個人消費の減少なども考えられ、「影響は多面的」だとして懸念を示しました。
日銀札幌支店の小高咲支店長は30日の記者会見で、新型コロナウイルスによる
道内経済への影響について、「すでにホテルや旅館の予約のキャンセルが相次いでいる。
冬の観光最盛期にあって、各種イベントや観光施設への入り込み客数の減少のほか、
観光消費の減少も懸念されるなど観光業に対する深刻な影響がもっとも大きな懸念だ」と述べました。 そのうえで、「外出を控えることによる国内の個人消費への影響も頭に置いて
おかなければならない。さらに、春節の休暇後に中国の製造業で生産再開が遅れる
ことなどにともなって、道内企業の中国向け出荷にも影響が出てくることも考えられ影響は多面的だ。
今後の影響の大きさは感染がどのように推移するかにかかっている」と述べ、
影響の広がりに懸念を示しました。 感染拡大を防げ 交通機関は
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200129/7000017428.html
28日に道内で初めて感染者が確認された新型のコロナウイルス。
奈良県ではバスの運転手の感染が確認されました。多くの人が利用する
交通機関では感染予防の動きが広まっています。
28日、道内で初めて新型のコロナウイルスの感染者が確認されました。
感染したのは、今月22日から北海道を観光していた中国・武漢の40代の女性です。 道は緊急の対策会議を開き、鈴木知事は「感染拡大を防ぐことが何よりも重要だ。
各部関係者が一丸となって感染拡大に全力で向き合っていきたい」と述べ、
感染拡大の防止に全力を尽くす考えを示しました。
さらに奈良県では、武漢への渡航歴がないバスの運転手の感染が確認されました。
運転手は今月2回にわたって武漢からのツアー客を乗せたということで、
国内でヒトからヒトに感染した可能性が高まっています。 新型コロナウイルスの感染拡大をうけて、道内のバス会社の間では
対策を強化する動きも出ています。
このうち札幌市に本社があるバス会社「北都交通」では、乗客に良い印象を与えない
として通常は運転手にマスクをつけないよう求めていますが、今月20日からは
マスクの着用を許可しました。
また、事務所には消毒用のアルコールを置いて、運転手に対して出発前の
点呼の時に手を消毒するよう促しています。 さらに今月23日からは、バスを清掃する際に必要な作業として、
手すりやつり革など乗客が手で触れる部分をアルコールで消毒すること
も追加したということです。
北都交通の山岸慎主任は「バス車内は不特定多数の人が利用するので、
乗務員が感染しないように、お客様に安心して乗ってもらえるように、
感染の拡大が収束するまで気を抜かずに対策を進めていきたい」と話していました。 タクシーでも対策を呼びかけています。
札幌市の個人タクシーの組合では、2月1日に配布する冊子で運転手に対して、
感染への注意を促すことにしています。
新型のコロナウイルスの感染拡大を受けて、注意事項として、
マスクの着用やアルコール消毒、手洗いに加えて、新たにグローブの着用も加えました。 感染症に詳しい札幌医科大学の横田伸一教授は、武漢に渡航歴がない
バスの運転手の男性が新型のコロナウイルスに感染したことについて、
「ヒトからヒトへの感染が今回起きたということで、警戒レベルとしては
少し上げる必要が出てきているかなという気はしている」という認識を示しています。
一方で、原因について、「現時点では、新型のウイルスが空気感染する証拠はなく、
基本的にはせきやくしゃみに伴う飛まつ感染や飛まつを手で触れた接触感染が
考えられる」と分析しています。 交通機関を利用する際の注意点について、過度に心配する必要はないとしたうえで、
「これまで通りインフルエンザなどの呼吸器感染の対策が絶対基本になる。
せきエチケットと手洗いの2点は絶対に守って欲しい」と話しています。
また、万が一、発熱するなどの症状があり、感染した疑いがある場合の対応について、
「事前の連絡をなしに病院を受診すると、病院で感染を広げるおそれがあるので、
不用意に病院に行くのは控えて欲しい」として、事前に保健所に連絡するよう呼びかけています。 羊蹄山麓7町村、新型肺炎対策で臨時会合
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/387959?rct=n_hokkaido
【倶知安】新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、
羊蹄山麓7町村の首長らが29日、後志管内倶知安町で臨時会合を開いた。
ニセコ地域のスキー場やルスツリゾートなどの観光施設が多く
、中国からを含む多くの外国人観光客が集まることから連絡を取り合い、
連携して感染予防に取り組むことで一致した。 会合には倶知安町、蘭越町、真狩村など5町村からは首長が参加。
域内の宿泊施設に対し、疑いのある患者がいた場合、ためらわずに
通報してほしいと呼びかける。会議では観光産業への影響も報告された。
参加した後志管内喜茂別町の菅原章嗣町長は「7町村で情報を共有し、
歩調を合わせて対応しよう」と訴えた。 新型肺炎 宿泊キャンセル早くも
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200126/7000017325.html
中国で新型のコロナウイルスによる肺炎が拡大していることを受けて、
中国から日本を含む海外への団体旅行が27日から当面、中止されます。
札幌市の定山渓温泉のホテルでは中国人の団体旅行あわせて250人分の予約が
すでにキャンセルになるなど影響が広がり始めています。
北海道には、中国の旧正月「春節」に伴う大型連休や、今月末から来月にかけて開かれる
「さっぽろ雪まつり」にあわせて、例年、この時期に大勢の中国人観光客が訪れます。 札幌市南区の「定山渓ホテル」では中国人観光客の団体旅行を受け入れていますが、
25日午後、中国の旅行会社が手配していた複数の団体旅行の予約について
キャンセルのメールが届いたということです。
旅行会社に理由を問い合わせたところ、「中国政府の方針により1月27日24時以降
の団体旅行の予約をすべてキャンセルする」という趣旨の文章が書かれたFAXが届き、
26日夕方までにこの旅行会社が手配していた6つのツアー、
あわせて250人分の予約についてキャンセルの連絡があったということです。 このホテルではすでにキャンセルの連絡があった今回の団体旅行も含め、
あわせて16のツアーおよそ500人分の予約が入っていましたが、
さらにキャンセルが増えるとみて情報収集を急いでいます。
「定山渓ホテル」営業販売部の佐藤元昭次長は「すでに分かっているだけでも
200万円ほどの減収で団体旅行が中止になり、中国人が来ないとなると観光地と
しても寂しい部分がある。新型のコロナウイルスの感染拡大が早く収束することを
切に願っている」と話していました。 新型肺炎、冬観光を直撃 宿泊キャンセル続々 雪まつりに暗雲
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/386994?rct=n_hokkaido
新型コロナウイルスによる肺炎拡大問題で、中国政府が決断した27日からの
海外への団体旅行停止措置。道内では宿泊施設へのキャンセルが出始めるなど
早くも影響が表れている。
札幌市内では31日、道内最大の冬の祭典「第71回さっぽろ雪まつり」が開幕。
中国政府の措置は感染拡大を防ぐためとはいえ、道内観光業界などは
「打撃は避けられない」と懸念を強めている。 札幌市南区定山渓温泉の定山渓ホテルは、月末以降の中国人団体客の予約について、
少なくとも250人分のキャンセルがあったことを明らかにした。
同ホテルによると25日、中国の旅行会社から「政府の方針により、団体旅行の予約を
すべてキャンセルする」との連絡が入ったという。キャンセルが今後も続けば、
影響人数は千人規模に上るといい、佐野湧副支配人は「早く感染拡大が終息してほしい」と話した。
定山渓の別のホテルの予約担当者は「27日以降、1日当たり60人程度の取り消しが
見込まれる」と予測。定山渓観光協会の橘真哉マネージャーは
「早急に国内客や中国以外の国からの集客に力を入れる必要がある」と訴える。 釧路市阿寒町の阿寒湖温泉でホテルを運営する鶴雅リゾートでも、
26日時点で1月中の中国人客の予約取り消しが約200人分に上ったという。
2月分の中国人観光客の予約は約1700人。立田直人営業予約マネジャーは
「2月が最も宿泊が多い。予約が消えれば観光業界にとって痛手」と心配する。
登別温泉(登別市)の「花鐘亭はなや」も25〜31日の間、全体の6割を占めていた
中国人の予約がほぼキャンセルになった。 道内の中でも、さっぽろ雪まつりの開幕を控える札幌は特に大きな影響を
受けるとみられている。
札幌市内の外国人宿泊者数は直近の2019年度上半期(4〜9月)で、
前年同期比5・4%増の127万4千人。国・地域別の最多は韓国の31万2千人(同1・2%減)
で、2位は中国の30万1千人(同12・1%増)だった。
市内ホテルの担当者は「(日韓関係の悪化する中)韓国人旅行者の減少分を中国からの
旅行者でカバーしている」状況が崩れかねないとみる。 団体海外旅行中止で道内にも影響
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200127/7000017353.html
新型のコロナウイルスの感染拡大を受け、中国から日本を含む海外への
団体旅行が27日から当面中止されました。これを受けて道内でも影響
が出始めています。 【新千歳空港】
上海発の中国東方航空の便が27日、新千歳空港の最初の中国便として正午すぎに到着し、
乗客が到着ロビーに姿を見せました。
乗客のうち、個人旅行で上海から訪れた34歳の女性は、「機内は半分くらい席が
空いていたので、キャンセルした人たちもいるんだろうと思う。
上海ではあまり外に出ないように気をつけている」と話していました。
また、札幌市内の大学の大学院に留学していて北京に一時帰国していたという25歳の男性は、
「飛行機にはあまり人が乗っていなくてみんなマスクをつけていた。
特別にウイルスを恐れていないが、外に出るときは絶対にマスクをつけている」と話していました。 新千歳空港には一日で11便が中国本土から到着しましたが、中国の航空会社の
関係者によりますと、その中には搭乗率が30%ほどにとどまっている便も
あったということです。
中国政府が新型のコロナウイルスの感染拡大を防止するため27日から
海外への団体旅行を当面中止したためとみられ、中国便の利用者は今後も
低迷する可能性があります。 【定山渓温泉】
札幌市南区の定山渓温泉にある3つのホテルでは27日までに少なくとも
800人分の予約がキャンセルされました。
このうちの多くは中国の旅行会社が手配していた団体旅行の予約で、
ホテルが旅行会社に問い合わせたところ、「中国政府の方針だ」などと説明する
FAXが届いたということです。
ホテルの担当者は、「日韓関係の悪化で韓国からの旅行客が減る中、中国からの
宿泊客を期待していただけに残念だ。中国の団体旅行中止の余波はこれから
さらに大きくなるのではないか」と話していました。 影響は、今月31日から開かれる「さっぽろ雪まつり」にも広がるとみられています。
雪まつりには去年、国内外からおよそ273万人が来場しましたが、
このなかには中国からの観光客が多く含まれていました。
主催する札幌観光協会では、▼ホームページを通じて予防的な措置として
すべての観光客にマスクの着用などを呼びかけるほか、▼会場に消毒液を設置したり、
▼配布用のマスクを準備したりするなどの対策を検討しています。
協会では「人が多く集まるイベントなので、できるかぎりの対策はとりたい」と話しています。 【登別温泉】
道内有数の温泉街、登別温泉がある登別市では、昨年度、市内に宿泊した
外国人の3割近い13万人あまりが中国からの観光客で例年、中国の旧正月「春節」
に伴う大型連休には大勢の中国人で賑わいます。
しかし、中国で新型のコロナウイルスの感染が拡大し、中国の旅行会社が27日から
海外への団体旅行を当面中止したことなどを受けて影響が広がっています。 登別温泉の14の旅館やホテルで作る旅館組合によりますと、27日までに
宿泊客のキャンセルが相次ぎ、今後もキャンセルの増加が懸念されているということです。
また、温泉街にある土産店でも中国人の観光客が減っていて、売り上げも
例年より2割ほど減っているということです。
土産店を営む吉田光雄さんは、「この時期いつもならお金持ちの中国人観光客で
賑わうので高額な商品をたくさん仕入れましたが、売れないかもしれないと心配しています。
影響が広がらないことを祈っています」と話していました。 【専門家は】
中国で感染が拡大している新型のコロナウイルスについて、
札幌市保健所の古澤弥医師は、現時点では過剰に心配することなく、
通常の感染症対策を徹底すべきだという認識を示しています。
その理由として、新型ウイルスの感染経路について、現時点では、唾液などを介した
飛沫感染や接触感染が想定されていることなどを挙げ、
「一般的なかぜやインフルエンザと同じように感染の予防のための手洗いや
マスクの着用が重要だ」と述べました。 このうち手洗いについては、「しっかりと泡立てて、洗い残しが出やすい
指のあいだや手の甲、親指などに注意しながら、20秒から30秒かけて、
石けんと流水でしっかり洗って欲しい」と指摘しています。
また、これまでのコロナウイルスはアルコールが感染予防に有効だと
指摘されていることを挙げた上で、「今回の新型についてもおそらく有効とされている。
アルコールでの手や指の消毒のほか、ドアノブなど環境の消毒にもアルコールを
使うことは有効な可能性が高い」と指摘しました。 道立衛生研でもウイルス検査 新型肺炎、30日から
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/388087?rct=n_hokkaido
道は29日、道立衛生研究所(札幌)で30日から新型コロナウイルスの
検査を行うと発表した。道内で初感染が確認された患者分を含め、
これまでは国立感染症研究所(東京)に検体を空輸していた。
試薬などの検査態勢が整ったことから今後は結果を早く出すことが可能になる。 国は全国の地方衛生研究所で検査する方針を示したが、必要なウイルスの
遺伝子サンプルや試薬を十分に用意できず、態勢整備を急いでいた。
道は30日以降、道内でウイルス感染が疑われた患者から採取した検体を
道立衛生研で検査し、感染が確認された場合、速やかに結果を公表する。 札幌市、新型肺炎で経済対策を検討 宿泊キャンセルで
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55049650Q0A130C2L41000/
新型コロナウイルスによる肺炎患者が北海道でも確認されたことを受け、
札幌市は30日に感染症対策本部会議を立ち上げた。
秋元克広市長は観光面での影響について「キャンセル期間が延びると観光に
影響が出てくる。経済対策を検討するように指示した」と語った。 中国政府が27日から団体の海外旅行を禁止し、宿泊施設へのキャンセルが相次いでいる。
札幌市はホテルの影響を近日中にとりまとめ、具体的な経済対策を検討する。
会議では札幌市衛生研究所でも新型ウイルス検査を行うと発表した。
東京都内の国立感染症研究所に疑わしい患者の検体を空輸していたが、
検査態勢が整うことで早く結果を知ることができる。 札幌市内 マスク品薄な店も 関係者「買いだめ控えて」
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/388406?rct=n_hokkaido
新型コロナウイルスによる肺炎が世界各地で広がり、
道内でもウイルス感染した患者が確認される中、札幌市内のドラッグストアなどで、
観光客や市民がマスクをまとめ買いする動きが出ている。
手の消毒用アルコールなども人気だが、マスクが品薄になっている店舗もあるため、
関係者は「過剰な買いだめは控えて」と呼び掛けている。 家族で札幌市内を観光中の中国・上海市の男性(40)は、
中央区のドラッグストアでマスクを計約300枚購入した。
男性は「中国では売り切れているので、家族用に買えるだけ買っていきたい。
困っている友達がいれば分けようと思う」と話した。 札幌市衛生研でもウイルス検査可能 道内2カ所目
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/388440?rct=n_hokkaido
札幌市は30日、市衛生研究所で新型コロナウイルスの検査が可能に
なったことを明らかにした。検査に必要な試薬などがそろったため。
これまで道内で感染が確認された患者については、国立感染症研究所(東京)
に検体を空輸していた。
道内で検査できるのは、30日から受け入れ態勢を整えた道立衛生研究所に次ぎ2カ所目。 上川3病院 肺炎に備え 市立旭川、名寄市立、富良野協会
専用病棟や有資格者チーム
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/388397?rct=n_hokkaido
新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受け、上川管内でも患者発生時の
受け入れ先として、市立旭川病院など3カ所の指定医療機関で準備が進んでいる。
新型ウイルスによる肺炎が、2月7日施行の政令で感染症法上の「指定感染症」となり、
指定医療機関への強制入院などが可能になることを受けたもの。
一般病棟と隔離された「感染症病床」を備える市立旭川病院と名寄市立総合病院、
富良野協会病院が対象となる。 市立旭川病院には、ウイルスが外に漏れないよう気圧を低く設定した感染症病棟(6床)がある。
一般病棟とは別棟になっており、患者は感染症病棟専用の玄関から中に入れ、
感染症専門の資格を持つ医師や看護師ら12人でつくる医療チームが、
専用のゴーグルやマスク、ガウンなどを身に付けて診察に当たる。 中国人団体客中止、訪日消費直撃 GDP押し下げも
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54912440X20C20A1EA2000/
新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大に伴い、中国政府が27日以降に
同国からの海外団体旅行を禁じたことを受け、訪日中国人観光客の消費に期待していた
ホテルや小売りなどで悪影響が出ている。
重症急性呼吸器症候群(SARS)と同じくらい訪日客が減り、影響が長引けば
国内総生産(GDP)を0.45%押し下げるとの試算もある。 新型肺炎で札幌市が対策会議
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200130/7000017469.html
新型のコロナウイルスの感染拡大を防ぐため、札幌市は対策会議を開き、
秋元市長は31日から始まる雪まつりを前に対策を徹底するよう指示しました。
28日に新型のコロナウイルスの感染者が道内で初めて確認されたことを受け、
札幌市は30日、市の幹部らが出席する初めての対策会議を開きました。
この中で秋元市長は「雪まつりも始まり多くの観光客が北海道に訪れる。
全庁一丸となって感染拡大の防止をお願いしたい」と述べました。 そのうえで秋元市長は▼感染防止対策を徹底することや、
▼適切な情報を提供し市民の不安解消を図ること、
▼影響が出ている観光や経済へのさらなる対策を検討することを指示しました。
また会議では▼ホテルや観光関係者に感染防止対策を実施するよう通知したことや、
▼地下鉄の駅で感染予防を呼びかけるアナウンスを30日から始めたこと、
▼市の施設に消毒液の設置やマスクや手洗いを呼びかけるポスターを掲示した
といった市のこれまでの取り組みが報告されました。 【幼稚園では】
道内でも新型のコロナウイルスの感染拡大が懸念される中、札幌市の幼稚園では、
園児たちが正しい手洗いやうがいの方法を学びました。
札幌市手稲区にある「札幌市立手稲中央幼稚園」では30日、5歳から6歳の年長組の
園児21人が、養護教諭から手洗いやうがいなどの正しい方法を教えてもらいました。
養護教諭が、「ばっちぃーマン」が「コロナウイルス」という悪い友だちを連れてきたと説明し、
友だちにならないためには、手洗いとうがいをするほか、せきが出るときには
マスクをつけることが大切だと伝えました。
そして、「きらきら星」の替え歌にあわせて、手を洗うときの一連の流れをみんなで確認しました。 このあと園児たちは、養護教諭の教えを受けながら、水で洗ったあとせっけんをよく泡立てて、
指の間や爪の先まで丁寧に手を洗ったり、うがいをしたりしました。
実際に手を洗った園児の1人は「ちゃんとできました。家に帰ったあとでも
しっかり手洗いとうがいをしたい」と話していました。
「札幌市立手稲中央幼稚園」の氷見登弓園長は「いつどこで感染するか分からないので、
対策を取っています。ただ、インフルエンザの対策をとっていれば大丈夫だと聞いているので、
必要以上に恐れることなく、郊外遊びをたくさん取り入れて健康な体作りをしていきたい」
と話していました。 【札幌市教委】
札幌市教育委員会は、新型コロナウイルスの感染を防ぐために、
今月24日と27日に、札幌市立の幼稚園や小中学校、高校などあわせて318校に対し、
対策を徹底するよう求める通知を出しました。
この中では、▼外出後の手洗いを励行すること、▼室内の湿度を50%から60%に保つこと、
▼せきをする時には袖で口を押さえるなどの「せきエチケット」を実行するよう呼びかけています。
さらに児童などの健康状態の観察や欠席者の推移、欠席した理由を確認して、
万が一、感染者が出た場合でも早期に把握することを求めています。 十勝も宿泊予約キャンセル相次ぐ
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200130/7000017473.html
新型のコロナウイルスの感染拡大を受け、中国から海外への団体旅行が
当面中止された影響で、十勝の宿泊施設では中国人観光客を中心におよそ
1280人のキャンセルが出ていることがわかりました。
これは十勝総合振興局が30日設置した対策会議の中で明らかにしました。
それによりますと、中国人の団体観光客を中心に十勝の宿泊施設では30日の時点で
あわせておよそ1280人のキャンセルが出ているということです。 市町村別では上士幌町の糠平温泉郷でおよそ800人、音更町の十勝川温泉でおよそ380人、
幕別町でおよそ100人、それに帯広市が数人となっています。
振興局は今後、宿泊施設にアンケート調査を行って資金繰り悪化への懸念や感染が疑われる
宿泊客がいた場合の対応などを確認する方針です。
また、観光客を迎える際の消毒の対応への要望などが10件寄せられていることから、
振興局は新型のコロナウイルスに関する専用の相談窓口を新たに設けました。
十勝総合振興局の三井真局長は「感染の拡大防止とともにデマや差別が起きないよう
正確な知識と情報を共有し合理的な対応ができるように連携していく必要がある」と話しています。 新型肺炎 雪まつりで対策強化を
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200131/7000017540.html
新型のコロナウイルスの感染拡大を受けて道は31日、2回目の対策会議を開き、
鈴木知事は多くの観光客が訪れるさっぽろ雪まつりでの対策を一層、徹底するよう指示しました。
道は31日、各地の担当者を集めて2回目の対策会議を開きました。
この中で鈴木知事は31日から一部の会場で始まったさっぽろ雪まつりについて触れ、
「感染を予防する対策の一層の徹底が必要だ。道民や北海道に訪れる人の安全安心に万全を期してもらいたい」
と述べて、道の各機関が一丸となって対策に取り組むよう指示しました。 続いて道は各地の保健所のトップを集めた会議を開き、国が新型のコロナウイルスに
よる肺炎を2月1日から「指定感染症」にすることを受けての対応を協議しました。
この中で1日からは感染の疑いがある人は道の権限で強制力を持って入院させたり
就労を制限できたりすることなどが確認され、道内の関係する各医療機関に周知を徹底することになりました。
道はウイルスの有無を調べられる検査キットの提供を国から受けていて、
独自に感染を確認できる態勢を整えています。
また、道は今月28日に道内で初めて感染が確認された武漢の40代の女性が
回復傾向にあるほか、同行していた2人も症状はいまのところみられないと明らかにしました。 乏しい肺炎情報 道民に不安 患者の行動も公表せず 適切な周知求める声も
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/388923?rct=n_hokkaido
新型コロナウイルスに感染した患者について、立ち寄り先などの情報を公表しない国や
自治体の対応に不満や不安が強まっている。
道内でも1月28日、中国から訪れていた40代女性の感染が初めて確認されたが、
行動歴は明らかにされていない。
専門家は「適切な情報提供が風評被害の防止につながる」と指摘する。 1日の通行量が約8万人に上る札幌駅前通地下歩行空間(チカホ)。
通路の机で勉強をしていた札幌市東区の高校3年生猪口涼さん(18)は
「心配でツイッターを検索すると、不安になる内容があふれていて、何が本当か分からなくなる」
と話した。同市西区の会社員寺田俊一さん(69)も「風評被害の防止も大事だが、
市民の生活のためにも立ち寄り先ぐらいは公表すべきだ」と訴える。 きょう施行の政令 新型コロナウイルスによる感染症全体が対象
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200201/k10012268821000.html
1日施行された政令では、指定感染症と検疫感染症の対象を、
新型コロナウイルスによる感染症と定めています。
つまり、肺炎だけに限らず新型コロナウイルスによる感染症全体が含まれます。
指定感染症では都道府県知事が患者に対して、感染症の対策が整った
医療機関への入院を勧告し、従わない場合は強制的に入院させることができるほか、
患者に一定期間、仕事を休むよう指示できます。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています