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神戸市では三井住友銀行などが支援拠点
コワーキングスペース、ミーティングルームなど

神戸市でベンチャー支援の取り組みを始めたのは、三井住友フィナンシャルグループ(FG)と三井住友銀行だ。9月1日、神戸市中央区の三井住友銀行神戸本部ビル2階に、ベンチャー企業支援などのための会員制の拠点「hoops link kobe(フープス・リンク・コウベ)」をオープンした。

面積は約1049平方メートルで、コワーキングスペース兼イートインスペースのオープンスペース、ミーティングルーム、スモールオフィス、ワーキングデスクを置いている。

兵庫県の起業家支援拠点「起業プラザひょうご」なども併設する。企業同士が交流することができ、拠点は起業家からの相談にも応じる。運営にあたっては兵庫県や神戸市、県内外の大学、地元経済界などとの連携もはかるという。フープス・リンクも、東京都渋谷区に続き2件目の運営だ。

関西については、政府がこのほど大阪市・京都市・神戸市を、シリコンバレーのように有力な新興企業を継続的に生み出す「グローバル拠点都市」4カ所の一つに選んだ。ほかの3カ所は、東京都・横浜市、名古屋市・浜松市、福岡市だ。

大学などの研究拠点の人材にノウハウを伝えたり、日本政策金融公庫などからの資金調達をサポートしたりするという。

政府の後押しがあれば、関西はベンチャーの拠点として発展し、シリコンバレーと同様、マイクロソフト、アップルのような世界的企業が誕生するエリアになる可能性がある。