>>172
すまん、義務ではなく奨励かもしれん
昔どこかで義務だと読んだから規定されてるもんだと勘違いしてたわ
確かに今は考え方が変わってきてるみたいだね
ただ、奨励であってもそれがある限りはそれに従う企業が多いから、そのへんが正式に撤廃されないと尖塔のあるようなビルが作られるのは難しいかもね

http://m.media.yucasee.jp/posts/index/14985

>なぜこれほどの数のヘリポートがあるのか。
それは政策的な理由によるものだ。
1990年ごろより、政府は高さ45メートルを超えるビルにはヘリポートの設置を奨励するようになった。

はしご車が上の階まで届かないような高層ビルでの火災発生時に、ヘリコプターは有効な避難方法と考えられたのだ。
 国の方針を受けて、デベロッパーは高層ビルにヘリポートを設置するようになった。
現在東京には80、大阪には43のビルにヘリポートがある。
これは高層ビル・都市居住協議会が把握している数で、同協議会が把握していない分も含めると、実際はもっとあるかもしれない。

 しかし、防災の専門家は何年も主張している。「火災時にヘリコプターを使用することは効果的とは言えない」と。
確かに火災が発生しているような状態ではヘリコプターの着陸も困難なうえ、1回の飛行で避難させられる人の数も限られている。

 アメリカで最も多くのヘリポートがある都市は、ロサンゼルスだ。
1958年から火災発生時の避難方法としてヘリポートの設置を求めてきた同都市だが、より効果的な火災発生時の対処システムが整ったとして、現在はヘリポートの設置を義務付けていない。
 ヘリコプターよりも、迅速に使用できるスプリンクラーや火災時も使用できるエレベーター、避難経路を整備するなどしたほうが効果が高いと考えている。

ロサンゼルスがヘリポート設置を廃止したのは2年前のこと。
その決定は、建物の形に大きな影響を及ぼしている。
今まではヘリポートを設置するために建物の上部を大きく、屋上を平たくする必要があったが、不要になったため建物が屋上に向かうにつれて細くなり、
ニューヨークのビルのような尖り屋根のものが増えてきている。