別冊ダイヤモンドの伸びる町特集ざっと見てみたけど、
首都圏についてはやたらと細かく、過剰な程ページ割いて特集し、
関西圏・中京圏についてはあまりページを使わず、大雑把or適当に済ませてる(しかも一部間違いやおかしな点がある)のはいつものことだけど、
今回のも関西圏・中京圏については事実と異なる点が幾つかあったよ。

まず、「中京圏は全体的に車社会で、駅前が良いという価値観が無く、人気のマンションも駅から離れた城の近くにあったりするから、駅前は寂しい所が多い」みたいなことを書いてたね。
中京圏と十把一絡げにして決め付けるのは乱暴だね。
名古屋市内と尾張は、鉄道網も首都圏・関西圏と比べても遜色ない位発達してるし、利用客数も首都圏・関西圏に引けを取らないレベルだよ。路線バスも首都圏・関西圏並みに発達してるし。
一宮や豊田・岡崎のJR・名鉄などの駅も、利用客数は首都圏・関西圏と比べても大差無いレベルだし。
尾張の名古屋市外や三河は確かに車社会の傾向はあるけど(自動車登録台数が多め)、名古屋市内は首都圏・関西圏と変わらない位の鉄道社会だよ。
名古屋市外も地方圏ほどの車社会にはなってないし。鉄道利用者数そこそこ多いからね。
イメージや勝手な推測で語ってる部分が多いね。

関西圏についても、「大津市は平成の大合併で滋賀郡を全部吸収して巨大化した」と書いてたけど、大津市が平成の大合併で吸収したのは志賀町だけ。
堅田町は50年前、坂本村や唐崎村は60年以上前、膳所町や石山町は戦前に合併したんだけどね。
しかも坂本や唐崎と同時期には栗太郡の大石村も、堅田と同時期には栗太郡の瀬田町も合併してるんだけどね。
大津市が「巨大化」するほどの合併をしたのは1950〜60年代の話だよ。
平成の大合併では志賀町(人口2万人余で面積も小さい)を吸収して、人口・面積が僅かに拡大しただけ。
ちゃんと調べて書いてるのか?と思ったよ。
多分、ちらっとしか調べず、大部分はイメージや勝手な推測で語ってるんだと思うね。

まあ、買うに値しない雑誌だね。
首都圏偏重で関西圏・中京圏については適当なのは相変わらずだね。