アレンは1972年に、ワシントン州立大学へ進学する。この年、彼とビル・ゲイツのグループはマイクロプロセッサを使用
したコンピュータを作ろうと考え始める。具体的には道路の交通量調査用の測定機を製作・販売するトラフ・オー・データと
いう会社が設立された。

 アレンは、ワシントン州立大学のコンピュータPDP-10上でアセンブリ言語を使って、インテル8008チップの動作をシミュ
レートするプログラムを書いた。このシミュレータを作るという発想は極めてユニークである。シミュレータがあれば、ハード
ウェアが完成する前からプログラム開発ができる。極端にいえば、ハードウェアは存在しなくともよいのである。まずシミュ
レータを作ってから開発にかかるという手法はマイクロソフトの伝統として定着する。

 交通量調査用の測定機を作るトラフ・オー・データの仕事はそこそこ成功した。

http://jibun.atmarkit.co.jp/ljibun01/rensai/gyoukai/002/01.html

ビル・ゲイツとポール・アレンは俺たちの先輩だったんだ!