ここで同じ期間に関東周辺のプレート境界(日本海溝、相模トラフ、南海トラフ)で発生した、
巨大な海溝型地震をリストアップしてみる

1854年12月 安政東海&南海地震(南海トラフ、〜駿河湾まで)
1896年6月 明治三陸地震(日本海溝)
1923年9月 大正関東地震(相模トラフ、関東大震災)
1944年12月 昭和東南海地震(南海トラフ、〜遠州灘まで)
1946年12月 昭和南海地震(南海トラフ)
2011年3月 東北地方太平洋沖地震(日本海溝)

これらを、
南関東における直下型地震の偏りが見られる時期と比較すると、
1850年代、1890年代、1920年代、そして2011年と合致が見出せる

1940年代については、昭和東南海地震の破壊が遠州灘でストップし、
関東から距離があったことを勘案すれば、影響を与えなかったという理解もしやすい

そして問題なのは今、関東が東北地方太平洋沖地震の影響を強く受けていると考えられていることである
それは既に静岡県東部地震が発生したこと、中小の地震の増加、歪みの観測データなどからも明らか