携帯電話の不正契約によって逮捕された事例もあります。
2017年の事件ですから、携帯電話不正防止法が成立した直後の事件ですね。

この事件では、住所不定無職の容疑者が携帯の転売を目的に、仲間と共謀して最新機種の携帯を他人名義で不正に契約し、受け取った携帯を転売し、総額で800万円の利益を得たとされています。

容疑者は、街コンなどで知り合った男性や女性に対しても、携帯の譲渡の話を持ち掛け、1台15,000円の価格で買い取ることを約束していました。

全国を転々とし、携帯の転売を行っていたことを不審に思った警察署が容疑者を追跡捜査し逮捕に至ったとのことです。

この事件で注目すべきなのは、逮捕されたのは転売していた容疑者だけではないということです。街コンで携帯を買い取る話をされたという二人も詐欺容疑で書類送検されています。

実際、容疑者から話された15,000円は受け取っていませんが、自分が使用するのではなく、転売目的で不正な契約をしたことで、販売店を騙したという詐欺罪です。