>>505
98年の執行6人のうち武安幸久、島津新治、99年の執行5人のうち
佐藤真志、高田勝利、森川哲行が仮出獄中の執行が異常に多い。
単に彼らが再審請求をしておらず、確定時期が近いからともいえるが、
検察の連続上告と時期が近いのが気になる。

連続上告、マル特無期開始時期と時期を同じくするのは死刑制度の
維持のために無期懲役にしても再犯で死刑になるんですよと裁判所に
アピールの気がするし、執行が公開されていたわけでもないから、
検察官に躊躇せず死刑求刑を積極的にやっても大丈夫と安心させて
マル特増加のために組織内へ向けたものとも思える。

時期が近いだけと単純にみえないのが長期の死刑回避で殺人前科の
小野照男を含めていること、しかもひさびさの再審請求中の執行
だから何らかの意図がないとはいえないだろう。
このころから徐々に仮出獄までの期間が延長されてきたのも検察が
死刑支持、無期懲役は再犯必至だから仮釈放はさせない、死刑求刑
数増加と姿勢を変化しているのは偶然じゃないだろう。

彼らの仕事だからおかしくはないが、罪人とはいえ命の選択を
政治的な思惑だとしたら検察官という存在が恐ろしく思えてくる。
マル特通知、則定調査担当の堀口勝正次長検事といい、当時の
検察幹部の幹部が特異な面々だったのか、死刑をめぐる状況や
則定衛騒動などの影響もあったのか、政治家というより検察の
なんとも政治的な選択にみえる。