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.      *** 唯物主義は人間の自由意志を否定するので、刑罰懲戒は成立しない ***

法の精神とは、生命の源である生物的自由度であり人間であれば自由意志であり、これは現実世界において
それによって生じた人間理性が、人間理性であり続けようと努力する姿勢である。

・  その時、犯罪加害者は犯罪行為を選択する他には、それ以外の行為可能性を有していなかったのか。
・  犯罪加害者が犯罪行為に至る以前について、それは単なる同情ではなく社会共同責任を共感させるような
・   “ 生存の努力 “ を行っていたのか。

この世界は唯物論的な機械的決定性によって、人間各人の未来がもう既に決定されているということは絶対に無い。
人間はその瞬間に多様な可能性を選択できる。 そしてその自由度が保障され自由意志の行使によって世界は作られる。

.      *** 人間の人格が階級化される特権独裁社会の成立は、何人もそれを許さない ***

さらにその時、人間各人のその自由選択は、人間として人間であり続けようと努力する精神を要請する。
しかしそのような真摯な努力によっても、この世界に天皇崇拝階級強制や共産独裁のような、自由が制限されて、
人間各人の人格がもう既に決定されている特権独裁社会が生じるのなら、何人もそれを許さないだろう。
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