麻生財務相「森友学園での公文書改ざんは単に答弁に合わせて300ヶ所以上書き換えただけ、悪質なものではない」
https://buzzap.jp/news/20180529-aso-moritomo-falsification/

この人物はいったい自分が何を喋っているのか理解できているのでしょうか?

森友学園を巡る憲政史上最悪の公文書改ざん問題について、麻生財務相が「白を黒にしたような改ざんといった悪質なものではないのではないか」として、
書き換えに過ぎず改ざんにあたらないという絶句ものの認識を示しました。

麻生財務相は29日の衆議院の財務金融委員会で決裁済み公文書が改ざんされた問題について以下のように意味不明な答弁を行いました。

書き換えられた文書の内容を見る限り、少なくともバツをマルにしたとか、白を黒にしたとか、改ざんとかそういった悪質なものではないのではないか。
いわゆる答弁に合わせて書き換えたということが全体の流れ。

実際には森友学園問題に関連する14の文書で私人たる安倍昭恵総理夫人や政治家の名前が削除されるなど約300ヶ所が改ざんされており、
空前絶後の公文書改ざん問題であることは指摘するまでもありません。

そうした事態において、改ざんを行った当の財務相のトップである麻生財務相が「改ざんとかそういった悪質なものではない」と発言することは極めて異常にして無責任と言わざるを得ません。

決裁済み公文書を「答弁に合わせて書き換えた」と自ら口にしている以上、これは政府にとって都合のいいように事実が捏造されていることを認めたことに他なりません。

当然ながら麻生財務相だけでなく安倍内閣がこの瞬間に総辞職しなければならない話ですが、
それを「改ざんといった悪質なものではない」と認識するのであれば、閣僚としても政治家としても致命的と言うしかありません。