日本では受け入れられなくても、世界で認められると急にチヤホヤするのは日本人の悪い癖だ。
自分が他人からどう見られているか、世間体ばかり気にする日本人。
日本人には確立した自己がない。
それを『甘えの構造』として捉えた土居健郎の眼力は卓越していた。
最近、日本で起きた事件も『甘えの構造』で理解することができる。
幼稚な自己主張のスシローペロペロ事件、悪いとわかっていても森元や高橋理事には逆らえなかったとする東京オリンピック談合事件、主犯は安全なフィリピンで指示し実行犯は無自覚の連続強盗事件、全て主体性も責任感も希薄な日本人らしい事件だ。

最近、本棚から古い本を取りだして読むようになった。忘れかけている良い本が沢山ある。