還暦を過ぎても己の愚かさに気づかずに再任用だ何だで労働にしがみつき、職場に迷惑をかけ放題かけ令和に入ってやっとリタイアした老人は、たとえ純金融資産を1億円以上保有していても、コロナ禍前に人生の集大成期を謳歌し損ねてしまった悲惨な老人であると言わざるを得ない。下流老人である。



上流老人

【解説】昭和末期〜平成の時代(上流老人大量生産時代)にリタイアした老人。上流老人大量生産時代は、夢のような時代だった。この時期に退職(早期退職を含む)して、世界各地を豪遊に次ぐ豪遊で訪れ、老後という人生の集大成期を謳歌できた人たちは、最高に幸せな上流老人だ。たったの1億円で、令和初期のコロナ禍にあっては10億円あっても経験できないような豪遊に次ぐ豪遊を謳歌できた幸せな老人だ。

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超えられない高い高い壁

退職時期により

迎える老後はまるで別世界

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中流老人 (未定)

【解説】新型コロナウイルス完全終息後にリタイアする老人。仮にその時点で健康寿命がまだ10年以上残されているとしたら、遅ればせながら世界各地への長期豪遊が辛うじて可能となるかもしれない。

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超えられない高い高い壁

退職時期により

迎える老後はまるで別世界

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下流老人

【解説】令和初期(下流老人大量生産時代)になってからリタイアした老人。下流老人大量生産時代という悪夢の時代が到来した。コロナ禍の渦中に退職となり、人生の集大成期に常にマスク着用を義務づけられ、健康寿命の残余期間を考えると、隣国はおろか国内旅行ですらままならない悲惨な老後を迎えるしかなくなってしまった人たちは、極めて不運な下流老人だ。1億円あっても、コロナ禍前でいう100万円の豪遊でさえできなくなってしまった不運な老人だ。