ワタミが最終赤字になったことについて、創業者の渡邉美樹氏(54)が、
「絶対に繰り返すな」と発言した。
2014年3月期の業績は、上場して以来、初めて最終赤字に転落。
産経新聞によると、渡邉美樹氏は、6月29日の株主総会後の講演で、
「『ブラック企業』との風評が広まり、居酒屋の客足だけでなく介護や
食事宅配サービスの売上げにも影響した」と強調した。

ネット上では、「風評ではなく事実ではないか」といった意見が多い。
過労自殺問題などが、現在もメディアなどで様々な報告が寄せられている。
ワタミの居酒屋で働いた人は、就職情報サイト「キャリコネ」の6月5日付
記事で、サービス残業の実態を明かした。社内では、売上に対する人件費の
最低ラインを超えてしまうことを「ノーコン」と呼び、そうなると店員は
土曜日朝の会合に呼ばれて説教される。
その結果、ノーコンを防ごうと、店員らがサービス残業をする悪循環が
続いていたとしている。