>>280つづき
〜旅の自慢話  その18〜  札幌駅

あせり、走り、ゆきついた場所にバーンとそびえたっていたのはヨドバシカメラでした。
本当にこちらで良かったのか、バス発車時刻まで一分と少し。
私は警備員?のおじさんをひっつかまえました。

わたし   「すみません、丘珠空港行きのバスはどこから出るんでしょうか。」
おじさん  「はあ?空港行きバス?いやー、こっちじゃないなあ。」
わたし   「えーっ!」
おじさん  「もっとあっちの方じゃないかなぁ?」 ← あらぬ方向を指す
わたし   「ええとですね、こっちだと聞いてきたんですが・・。違いましたでしょうか?」
おじさん  「違う。」
わたし   「ひー!も、もうバスがでるっっ!!」
おじさん  「困ったねぇ・・」 ← 本当に困っている様子
わたし   「どえー!!」   ← アホ

ジリリリリン
その時携帯がなった!!だれ??
さきほどの現地係員のお嬢さんでした。
私の方は番号を教えていなかったのですが、チケット購入時に登録したのをひっぱてきたもよう。

お嬢さん  「お客様っ、バスには??」
わたし   「悲しいお知らせがあります。乗れませんでした・・。」
お嬢さん  「今どちらに?」
わたし   「ヨドバシカメラの前です。」
お嬢さん  「うう、全く違う方向です。」
わたし   「すみません・・」
お嬢さん  「いえ、わかりました。すぐ、タクシーをつかまえてください。
       料金精算時に、今から言う名前で領収書をもらってください。」
わたし   「しょぼーん」
お嬢さん  「ええから、はよタクシーつかまえんかい、おばはん。」

詳細を伝えると安心したように笑顔を見せるおじさんに手をふり、タクシーに乗りこむ。
この間まさに三分。これはスパイ映画?
数分の札幌滞在でしたがなかなかゆかいでした。