0001田杉山脈 ★
2023/10/12(木) 16:00:09.45ID:/rh9ZHFR両社で同日合意した。今後、実証装置を開発し量産するなど協業を進める。
次世代電池の本命とされる全固体電池は、充電時間を短くした上で航続距離も伸ばせるのが特長だ。EVで現在主流の液体リチウムイオン電池とは違い、固体の電解質内でリチウムイオンを移動させる。
今回、両社が協業の対象とするのは硫化物系の固体電解質で、柔らかく他の材料と密着させやすく、量産しやすい利点があるという。
同日、東京都内で記者会見したトヨタの佐藤恒治社長は「ここからはものづくりのフェーズ。鍵を握るのが自動車産業とエネルギー産業の連携だ」と強調。出光の木藤俊一社長は「今問われているのはポテンシャルや夢ではなく実現力。出光は材料である固体電解質の量産を通じ技術力で支えていく」と述べた。
トヨタは27〜28年に全固体電池を搭載したEVを投入する計画を掲げる。開発を進めているのは、充電時間が10分以下で、航続距離約1200キロメートルの性能だ。トヨタの現行のEV「bZ4X」向けリチウムイオン電池の充電時間は約30分で、航続距離は約600キロメートル(CLTCモード)だ。EVの利便性が一気に高まることになる。
トヨタはEVの世界販売台数を26年に150万台、30年に350万台まで伸ばす計画を掲げている。ただ全固体電池は実用化した後も当面は一部の高価な車種への搭載に限られるとみられ、安価なリン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池の開発も進めている。電池でも多くのラインアップを用意し、幅広い需要を取り込む。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD122OQ0S3A011C2000000/