8月の平均賃金は前年同月比1・1%増、物価上昇を加味すると2・5%減
2023/10/06 10:09 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20231006-OYT1T50112/


厚生労働省は6日午前、8月の毎月勤労統計調査(速報)を発表した。労働者1人あたりの平均賃金を示す現金給与総額(名目賃金)は、前年同月比1・1%増の28万2700円だった。名目賃金に物価変動を反映させた実質賃金は同2・5%減となり、17か月連続で減少した。

名目賃金のうち、基本給や残業代を合わせた「きまって支給する給与」は同1・6%増の27万82円だった。5月以降も前年同月比で増加が続いており、高水準の賃上げ回答が目立った今春闘の結果が引き続き反映されているとみられる。一方、ボーナスなどの「特別に支払われた給与」は同5・4%減の1万2618円だった。