立て子の戯言:実験的にロイター提供の前場値動きを定点観測する試みを行っています。
後場の動きに注目されている方々、及び市況板をヲチして楽しんでいる方々の手助けになれば幸いです。
もちろん中の人も大いに活用して下さいね。お漏らしは程々に。
株式前場値動きとスレタイにつけていますので、スレタイ検索でも活用していただければ幸いです。適宜、>>2辺りにその日の詳細も置いておきます。
5chスレタイ検索 Google検索
https://www.google.com/search?q=5ch+%E3%82%B9%E3%83%AC%E3%82%BF%E3%82%A4%E6%A4%9C%E7%B4%A2
昨夜の米国市場の流れを引き継ぎ32000円の大台を割ってスタート、そこから当初は上下200円で振れましたが、途中からは31900円で膠着し、反落で前場終了。
震源地は中国の経済指標。市場が織り込んでいたより悪い数字が出て、「これはもう隠し通せない所まで来たか」とお察しモードに。キャタピラーなど建機メーカーを中心に下がり、業種別では全セクターが下がる売り一色に。しかも前回米国債の格下げをやったフィッチがアメリカのテレビインタビューで「このままだと米地銀の格付けも下げねばならない」と発言したことも拍車をかけ、そこに先程の中国経済の落ち込みから需要が落ちると判断した市場メカニズムで資源価格が大きく下落。市場の雰囲気は一気に悪くなりました。
日本市場は全体としては寄り付きはプラス、そこから売られて崩れる動きが大半に。特に海運業は落ち込み方が目立っています。他方で建設業は国内不動産建設需要が見込めるとの判断かディフェンシブに買われ逆行高。値がさ株ではアドバンテストも下げ止まっています。インバウンド銘柄もやや粘っており、資生堂や花王、H2Oリテイリングに高島屋、藤田観光も決算で上がった水準を維持。市場は小型銘柄の物色に関心が移っており、決算でストップ高となった河西工業はさらに高値となって値上がりランキング上位に入っています。
後場は横ばいで31900円付近で再開。

[東京 16日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比332円64銭安の3万1906円25銭と反落した。中国景気の失速懸念や米銀行不安の浮上を受けて米株安となったことが嫌気された。東証プライム市場の値下がり銘柄数は7割を超え、約2カ月ぶりの安値に下落した。

日経平均は273円安でスタートし、寄り付きから心理的節目3万2000円を下回った。その後も400円超安に下げ幅を拡大し、一時453円安の3万1784円91銭に下落した。下値めどに意識された7月12日の安値3万1791円71銭を一時下回ったが短時間で切り返し、前引けにかけては下げ渋った。

前日に発表された中国の経済指標が弱い数字となり、景気失速が警戒された。原油価格が下落基調となる中、石油・石炭製品や鉱業の下げが目立ったほか、格付け会社フィッチ・レーティングスが一部の金融機関を格下げする可能性があると報じられ、米国市場で大手銀行株が値下がりしたことが嫌気され、銀行株も弱かった。

一方、市場では「企業業績が悪くない中で日経平均のPERは15倍と中立圏にある。下がれば割安となり、押し目買いが支えになるのではないか」(しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹シニアファンド・マネージャー)との声も聞かれた。

TOPIXは0.9%安の2269.60ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆6371億8600万円だった。東証33業種では、値上がりは建設や電気・ガス、水産・農林など4業種で、値下がりは石油・石炭製品や鉱業、銀行など29業種だった。

ニデックや三井物産、三菱UFJ FGが軟調だった一方、アドバンテストや資生堂は堅調。任天堂は小高い。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが441銘柄(24%)、値下がりは1331銘柄(72%)、変わらずは62銘柄(3%)だった。

2023年8月16日12:32 午後
ロイター
https://jp.reuters.com/article/tokyo-stx-idJPL4N39X0NS