公開:23/06/13 13:40 更新:23/06/13 13:40

 連日、トラブルを引き起こし、すっかり“疫病神”と化しているマイナンバー。12日は、6月15日の年金支給日を前に年金がらみの問題が発覚し、高齢者を不安にさせている。

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 総務省は12日、マイナカードの個人向けサイト「マイナポータル」で他人の年金記録が表示、閲覧されるトラブルが1件あったと発表した。
道府県の職員が加入する「地方職員共済組合」が、誤ってマイナンバーを他人の年金情報にひも付けしたのが原因だという。

 年金も誤って他人に支給されるのではないか──そんな不安が広がり、岸田首相は火消しに躍起だ。12日の国会審議では、
「年金の支給について心配だとの指摘がありました。年金の支給は年金番号に基づいて、支給を行っており、年金の支給には支障はない」と答弁してみせた。

「マイナンバー」ではなく、「年金番号」で支給するので安心だという理屈だ。これでは、政府自らマイナカードの欠陥、ポンコツを認め、マイナンバーの必要性や安全性を否定したのも同然である。

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