「世界デジタルサミット2023」(日本経済新聞社主催、総務省・デジタル庁後援)が5日開幕した。「Web3が拓く未来 デジタル変革促す最新テクノロジー」をテーマに、デジタル時代の経営や社会課題などを議論する。中国レノボ・グループの楊元慶 (ヤン・ヤンチン) 会長兼最高経営責任者(CEO)やNTTの島田明社長など30人以上の経営者や閣僚、有識者らが登壇する。会期は7日まで。

開会にあたり日本経済新聞社の長谷部剛社長は、誤情報の拡散や著作権の侵害リスクを指摘しつつ「生成人工知能(AI)の社会への浸透は止まらない。求められるのは積極的にデジタル技術を使いこなし、十分に可能性を引き出す力だ」と訴えた。国光あやの総務大臣政務官は「新しいWeb3の波を日本がリードして、国民や世界全体の生活を豊かに、利便性を高めるように努力したい」と述べた。
2023年6月5日 10:23 (2023年6月5日 10:28更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC0263W0S3A600C2000000/