ライカカメラは5月25日に、フルサイズコンパクトカメラの新機種「ライカQ3」を発表した。欧州ではVAT込みで5950ユーロ(150円換算で約89万円)で発売となる。

日本ではライカストア、ライカオンラインストア、ライカブティックおよびライカ正規特約店にて税込90万2000円で6月3日に発売予定で、5月26日より予約を開始する。
https://ascii.jp/img/2023/05/26/3542401/l/5ea06d61d3618b11.jpg

搭載する撮像素子は6030万画素のフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーで、Q2の4730万画素の約1.3倍に上がっている。「Triple-Resolution-Technology」によって、60M、36M、18MPの画像を、RAW(DNG)またはJPEGで保存できる。36や18MPにすれば、保存ファイルが小さくなる分、軽快な撮影ができる。

 ISO感度は50から10万で、L2テクノロジーの新しいMaestroプロセッサーを搭載し、高速オペレーションが可能となっている。シャッター速度は機械式が120秒~1//2000秒で、電子では1秒~1/16000秒。

 動画は最高でC8K(8192×4320ドット)30FPSで4:2:2/10bitの撮影が可能。C4K(4096×2160ドット)では60FPSで4:2:2//10bit記録が可能。H.265、Apple ProRes RAWコーデックでの保存に対応する。

 搭載レンズはQ2と同じ28mm F1.7で、最短撮影距離は通常30センチ、マクロモードでは17センチまで接写ができ、光学式手振れ補正を内蔵する。デジタルズームはQ2の28、35、50、75mmの画角に加え90mmが加わった。

 オートフォーカスもQ2のコントラスト検出から、Q3では位相差検出を加えたハイブリッド型となり、高速かつ正確になった。空間認識や被写体認識により、AF追従も可能となった。
https://ascii.jp/elem/000/004/138/4138312/