アメリカの電気自動車メーカー、テスラは、セダンタイプの「モデルS」など36万台あまりについて、一部で搭載されている自動運転システムに事故のリスクがあるとして、アメリカでリコールを届け出ました。

テスラがアメリカの道路交通安全局にリコールを届け出たのは、テスラが開発中の、FSDと呼ばれる自動運転システム搭載の4つの車種です。

具体的には、いずれもアメリカで販売された、2016年以降のセダンタイプの「モデルS」とSUV=多目的スポーツ車の「モデルX」、2017年以降の小型車の「モデル3」、それに2020年以降のSUVの「モデルY」の、合わせて36万台余りが対象となります。

今回のリコールについて、道路交通安全局は、車が左折や右折専用の車線を走っているのに交差点を直進するなど、事故のリスクがあるとしています。

テスラが開発中の、FSDと呼ばれる自動運転システムをめぐっては、去年11月、FSDが作動中だったテスラの車が西部・カリフォルニア州で事故を起こし、9人がけがをしたと複数のアメリカメディアに報じられています。
2023年2月17日 9時03分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230217/k10013983111000.html