まだまだ頑張る空冷エンジン!

2023/01/25 ヤングマシン(ヨ)

ヤマハの象徴的なモデルだったSR400やセロー250が歴史に幕を閉じた2020~2021年。現在ヤマハのモーターサイクルラインナップに残る空冷エンジンは、もはやVツインのボルト(BOLT)を残すのみになった。しかし海外に目を向ければ、消えたはずのモデルが生き残っていたりする。

●文:ヤングマシン編集部(ヨ)



タイでは生きた伝説として存続するSR400

1978年に初代モデルが登場してから43年間、細かいモデルチェンジはあったものの原型を保ったまま販売され続けてきたのがSR400だ。当初はストローク違いの兄弟車・SR500も併売されていたが、
2001年のマイナーチェンジ時に消滅した。2008年にはSR400も諸々の規制適合などを理由に一度生産を中断したが、2010年にFI化し復活。2018年には小改良でユーロ4にも適合していた。

そんなSR400だが、2021年1月に生産終了がアナウンスされたのは国内モデルについてであり、実はタイ仕様が生き残っている。車体カラーは2021年に刷新、さらに2022年9月には生誕44周年記念の「SR400リミテッドエディション」が400台限定で発売されたのだ。

ちなみにタイ仕様、通常モデルが28万5000バーツ(日本円換算約112万8000円)、リミテッドエディションが30万9000バーツ(約122万3000円)となっており、YZF-R7の33万9000バーツ(約134万1000円)と比べると、かなりプレミアムな価格設定になっていることがわかる。

タイ仕様の生き残りが日本国内における復活への布石、なんてことになると嬉しいのだが……。

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