サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会のグループリーグ初戦で日本は23日に優勝経験国のドイツを2対1で逆転勝ちし、関連銘柄に買いが集まっている。日本が勝ちを重ねれば、市場では関連銘柄探しが活発になるとの見方がある。

  スポーツ用品メーカーのミズノの株価は上昇率が一時5%を超え、約3年ぶりに3000円台を回復した。スポーツ用品を販売するゼビオホールディングスの株価も堅調だ。サッカーゲームを展開するコナミグループも高い。

  サイバーエージェントは9%上昇する場面があった。同社などが出資する動画配信サービス「ABEMA」はW杯カタール大会の予選を含む全64試合を無料生中継している。

日本の逆転勝利でスポーツ用品株などに買い サイバーエージェント、美津濃、ゼビオホールディングスの直近値/Source:Bloomberg
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  市場では、イベント絡みの企業やサッカーゲームを展開している企業にとって絶好の滑り出しになったとの見方がある。岩井コスモ証投資調査部の有沢正一部長は「まだ始まったばかりで、この盛り上がりだ」と語る。勝ち進むにつれて、関連企業に対する期待も高まり、これから市場で関連銘柄を探す動きも活発化してくると見立てた。

2022年11月24日 10:47 JST
Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-11-24/RLTU0UT0AFB501