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12日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、前週末比327円36銭(1.16%)高の2万8542円11銭で終えた。8月26日以来半月ぶりの高値。前週末の米株高を受けて投資家心理が上向き、主力の値がさ株への買いが指数を押し上げた。新型コロナウイルスの水際対策の緩和が意識され、インバウンド(訪日外国人)関連銘柄への買いも目立った。日経平均の上げ幅は400円に迫る場面があった。

前週末の米市場では長期金利の上昇一服を受け、ハイテク株などに買いが入った。東京市場でも高PER(株価収益率)のグロース(成長)株を中心に買われた。半導体関連銘柄やソフトバンクG(SBG)、ファストリも買われ、指数を押し上げた。

国内では、政府が10月までをメドに新型コロナウイルスの水際対策で導入している1日あたりの入国者数の上限を撤廃する調整に入ったと伝わった。訪日客需要が回復するとの見方から、空運株や鉄道株、百貨店株の上昇が目立った。

もっとも、朝方の買い一巡後は伸び悩んだ。前週後半から急ピッチで相場が上昇しており、利益確定や戻り待ちの売りも出やすかった。米金融政策の先行きを見極めたいと、13日発表の8月の米消費者物価指数(CPI)を控え様子見姿勢が強く積極的な買いは手控えられた。

東証株価指数(TOPIX)は3日続伸し、終値は前週末比14.69ポイント(0.75%)高の1980.22だった。

東証プライムの売買代金は概算で2兆1699億円。売買高は9億2587万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1259と、全体の7割弱を占めた。値下がりは488銘柄、変わらずは90銘柄だった。

オリンパスやテルモ、トレンドが上昇した。楽天グループやセブン&アイの上げも目立った。一方、三菱重や日揮HD、東ソーは売られた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2022年9月12日 15:34
日本経済新聞
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