【シリコンバレー=佐藤浩実】米動画配信大手ネットフリックスは13日、2022年中にも導入する広告付きプランで米マイクロソフトと提携すると発表した。広告を組み込むための技術や営業で同社と組む。会員数の停滞に悩むネットフリックスにとり、価格を抑えた広告付きプランの成否は今後の成長を大きく左右する。一大プロジェクトの提携相手として、実績と資金力のあるIT(情報技術)大手を選んだ。

ネットフリックスのグレッグ・ピーターズ最高執行責任者(COO)がブログで明かした。広告プランの導入に必要な技術や販売面の知見を評価したという。「マイクロソフトは我々の会員のプライバシーに対する強力な保護を申し出た」とも指摘した。契約額や期間は明らかにしていない。

ネットフリックスは4月、広告付きプランの導入計画を明らかにした。これまで広告がないことを売りにしてきたが、3か月ごとに公表している動画配信サービスの会員数が過去10年で初めて減少に転じ、対策を打つ必要に迫られたためだ。広告のない従来のプランに加えるかたちで、22年中にも広告付きのサービスを用意する。
以下ソース
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN13EW10T10C22A7000000/