トヨタ自動車は3日、ロシアのウクライナ侵攻の影響による部品調達を理由にロシア工場停止を発表し、「ウクライナの人々の安全を憂いている。一刻も早く平和で安全な世界が戻ることを願いながら、ウクライナ情勢を注視している」とコメントした。

トヨタはウクライナでは2月24日から販売を停止している。生産面では4日からロシア工場の稼働を当面とめる。トヨタは「広く公正な視野で事態を見極めた上で必要な意思決定をした」とした。その上で「ウクライナとロシアで事業を手がける企業として何よりも優先していることは、すべての従業員、販売スタッフ、取引先の安心と安全だ」と強調した。
2022年3月3日 9:23
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD030ZL0T00C22A3000000/