鈴木俊一金融担当相は28日の閣議後会見で上場企業が3カ月に1回、業績などを公表する四半期開示の見直しに関して、「(金融庁の)金融審議会において、今春をめどに報告書をまとめたい」と述べた。

 鈴木氏は「企業は短期的利益よりも長期的な成長を重視し、株主だけでなくさまざまなステークホルダー(利害関係者)が恩恵を受けられることが重要」と指摘。経済界からも見直しの要望が出ていることも踏まえた。今後、金融審で四半期開示の見直しの議論を本格化させる。

 四半期開示の見直しは岸田文雄首相が掲げる「新しい資本主義」の重要政策として、先の衆院選の自民党の公約や所信表明演説などでも度々言及されている。

2022/1/28 10:23
産経ニュース
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