警察庁は2022年2月から、北海道・千葉・京都・山口の4道府県で優良運転者の運転免許更新時の講習をオンラインで行う「オンライン更新時講習」のモデル事業を実施する。自宅のPCやスマートフォンで受講できるため、運転免許センターや警察署窓口の混雑緩和となる他、利用者にとっても大幅な時間短縮となる。同庁は24年度末以降、全国での運用を目指す。

 警察庁によると、対象となるのは誕生日が22年2月1日以降で、4道府県に在住する過去5年間無事故、無違反などの70歳未満の優良運転者。受講にはマイナンバーカードが必要となる。最大で月約3万5000人が受講すると見込まれる。

 オンライン講習は、専用サイトでマイナンバーカードを読みとり、運転免許証の番号入力後すぐに受講できる。講習動画は30分程度だが動画の途中でミニテストが出題され、本人確認のために顔画像の撮影と送信も要求される。

 受講後は運転免許センターなどで免許証を提示して申請書を提出。職員が端末で受講を確認し、適性検査や写真撮影後に免許証を受け取る。講習動画を視聴している途中に撮影した顔画像は手続きの際にも本人確認として使用される。同庁によると、オンライン講習受講者専用の窓口などを設置し、時間短縮を目指す。
以下ソース
2021年12月10日 07時00分
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2112/10/news066.html