米Googleは2022年中にもオリジナルスマートウォッチを発売する──。米Insiderが12月2日(現地時間)、Googleの複数の従業員および元従業員の話に基づいてそう報じた。

 Insiderが入手した内部文書によると、スマートウォッチは「Rohan」というコード名で呼ばれており、現在従業員の一部が“ドッグフーディング”(自社製品を従業員に使わせてフィードバックを集めること)に参加しているという。社内では「Pixel Watch」あるいは「Android Watch」とも呼ばれているが、正式製品名は未定のようだ。

 形状は、4月にそのレンダリングが出回った通りの円形でベゼルレスなものという。OSは韓国Samsung ElectronicsのTizenと統合した新OS「Wear OS 3」だ。

 Google傘下のFitbitもWear OS 3搭載のスマートウォッチを開発すると宣言しているが、Rohanはリック・オステルロー上級副社長率いるMade by Googleチームが開発しており、Fitbitブランドは冠さないという。

 匿名希望の2人の従業員は、テストラウンドが成功すれば、来春にもローンチの可能性があると語った。

 GoogleはInsiderに対し、うわさや憶測にはコメントしないと語った。
2021年12月03日 08時56分
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2112/03/news072.html